[書評] ゼロ秒思考/赤羽雄二(ダイヤモンド社)

時間をかけて考えても必ずしも良い結果が出るとは限りません。
むしろ早めに行動した方が良い結果につながることが多いですし、失敗したときにも修正する時間ができます。
しかし、そうはいってもなかなかすぐに決断できない人は多いでしょう。

0秒で決断する

このゼロ秒思考のコンセプトは、考える力を身につける事です。
深く考えるだけでなく、即座に決断できるような思考を身につけるための方法が書かれています。

タイトルを見ると、尋常ならざる特別な力のように思えるかもしれません。
「超能力的な怪しいものじゃないの?」と疑ってかかる人もいるでしょう。

しかし、この本に書かれている方法は、まったく特別な方法ではなく、むしろ地道な筋トレのような方法です。突如新しい力に目覚める、というタイプのものではなく、毎日努力を続けることで徐々に力を呼び起こしていくという感じです。

毎日これをやるだけ

すべきことはA4の紙に思ったことを書くだけです。
タイトル、日付、それに関する4~6項目。
これを1分間で1枚書きます。

「え? それだけ?」

そう、これだけです。

これを毎日10枚ずつ書きます。
時間にすればたった10分。これだけで考える力が身につきます。

紙に書くことの効果

生活している中で、わたしたちは毎日無数のことを考えています。

「お昼は何を食べようか」
「休みに何をしようか」
「あの人かっこいい」
「この本面白そう」

などなど、数え上がれば切りがありません。

しかし、中にはただ考えるだけではどうにもならないことも多いです。

たとえば、あなたに虫が好かない上司がいるとします。
何をするにも衝突し、ストレスの原因ともなっています。

これに対し「あの人本当ムカつくな」と毎日考えたところで、何の解決にもなりません。ますますストレスが募っていくだけです。

そこで紙に書くわけです。

これだけで気分が落ち着いてきます。
なおかつ、書いていく内に相手の立場についても理解できることがあります。
理解できれば解決策も思いつきます。

これは紙に書くことで、状況を客観的に把握できるようになるためです。

人に愚痴らず、紙に書くべし

何か気にくわないことがあったら、人に愚痴るという人は多いでしょう。

そういった場合、何時間も愚痴るだけ愚痴った上で、何も建設的な意見が産まれないことがほとんどです。なおかつ、聞かされる方もたまったものではありません。

紙に書けばストレスも発散される上、どうすればいいのかも思いつき、誰にも迷惑をかけません。

同作者の著書に「1分書くだけ 世界一シンプルなこころの整理法」というものがあります。これも基本的なコンセプトは同じで、A4用紙に悩みを書きつけるというものです。

必要なものはA4用紙とペンだけ。
誰にでもすぐ始められる方法です。

ちなみに、この本の中で、おすすめのペンとしてパイロット Vコーンが紹介されていました。せっかくなので、こちらのペンも買ってみたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)