[マンガ] 新宿スワン/和久井健(講談社)

現在、綾野剛主演で公開されている映画の原作です。
昔、途中まで読んだことがあるのですが、どんな話だっけかなと思い、また読んでみました。
思いの外ハマってしまい、1週間で全38巻を読破しました。

主人公はスカウト

歌舞伎町を舞台とした話というのは、それほど珍しいものではありません。
ホストやホステスを主人公とした話を知っている人も多いと思います。

しかし、この新宿スワンはスカウトが話の中心となっています。

主人公の白鳥達彦は、真虎という男に誘われ、スカウトの道へと足を踏み入れます。

スカウトとは?

スカウトという職業はほとんどの人にとって耳慣れないものでしょう。

簡単に言うと、街中で女の人に声をかけ、水商売や風俗などの仕事を紹介する仕事です。
女性を紹介することで、斡旋先のお店からお金をもらいます。

スカウトにはそれぞれ縄張りがあり、お互いのエリアには足を踏み入れないことが原則です。

しかし、当然いざこざも多い仕事で、ほとんどのスカウト会社は、いざというときのためにヤクザにケツモチを頼んでいます。定期的にお金を納めることで、トラブルがあったときに守ってもらうということですね。

登場人物はスカウト、ホスト、ホステス、ヤクザなど、いわゆる裏の世界に住む人々が主です。

新宿スワンの魅力

主人公の白鳥達彦は、非常に真っ直ぐな性格で、自分が正しいと思ったことをしようとします。
それがいろいろなトラブルの原因となり、身の危険が迫ることもよく起こります。
そんな達彦の姿に周りの人々は影響され、魅了されていきます。

序盤は達彦の成長の物語が話の主軸となります。

しかし、だんだんと他の人物にスポットライトが当たっていき、物語はさまざまな思惑をはらみ、どんどん複雑になっていきます。

また、達彦以外にも魅力ある人物が多いです。

何と言っても人気があるだろうなと思うのが、達彦をスカウトの世界へと誘った真虎です。
一見すると物腰柔らかそうですが、怖さとしたたかさを兼ね備えた非常にミステリアスな人物です。
大部分で物語のキーパーソンとなっており、終盤はむしろ真虎のための物語といってもいいほどです。

一気に読んでよかったなと実感したのが、1度出てきた人物が再び出てくることが多いことです。
恐らく時間をかけて読むと「ん? この人誰だっけ?」と感じることも多いかもしれません。

さほど重要じゃないと思っていた人が、後々重要な役割を担ったりするので、その辺も物語を楽しむ要素となっています。
それにしても、あの人物が後半メインキャラになるとは誰が想像したでしょうか……。

実はこの人にはこういう目的があった。
という、どんでん返しが多いので、複雑なストーリーが好きな人におすすめのマンガです。

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