トリックテイキングの定義

151201_1

今回、Trick-taking games Advent Calendar 2015に参加させていただきました。

12月1日から25日までの間、トリックテイキングゲームに関するエントリーを、毎日日替わりで投稿していきます。
テーマは、トリックテイキングゲームに関することならなんでも自由です。好きなトリックテイキングゲームの話、トランプゲームの話、トリックテイキングのシステムの話、自作トリックテイキングゲームの話でもなんでもオッケーです。

トリックテイキングの定義というのは人によって差があり、ある人は「トリックテイキングだ」と言っても、またある人は「トリックテイキングではない」ということがよくあります。そこでここでは、わたしなりのトリックテイキングの定義について説明します。

トリックテイキングとは?

トリックテイキングは、トリックテイク、トリテなどと呼ばれることもあります。
Wikipediaでは、以下のように説明されています。

トリックテイキングゲームは、トランプを初めとするカードゲームの、遊び方の一分類である。

トリックテイキングゲームにはカードゲームとほぼ同じ長さの歴史が存在する。タロットも、もともとはトリックテイキングゲームを遊ぶために作られたカードである。

以降、トリックテイキングの簡単なルールや分類などがあるのですが、どういったゲームがトリックテイキングであるのかということは明記されていません。

トリックテイキングかどうかを考える上で重要なポイントは「スート」と「トリックを取るかどうか」にあるとわたしは考えます。

トリックテイキング考

話題に入る前に、まず明確にしておきたいことがあります。

それは「トリックテイキングであるかどうかは面白さとは関係ない」ということです。言い方を変えるならば「このゲームはトリックテイキングじゃないからダメ」などと言うつもりはまったくありません。むしろ、トリックテイキング風のゲームでも面白いものはたくさんあります。

ただ、隣の席でラーメンを食べている人が「このうどんうまいなぁ」と言ってたら、ちょっとモヤモヤしますよね。トリックテイキング好きの人は、こういう気持ちになっているケースが多いです。

そういうわけで具体的なゲームを取り上げながら、そのゲームがトリックテイキングかどうかを考えていきます。

スートの有無

トリックテイキングにはスートがある。

これが1つ目の条件です。

たとえばトランプゲームでは、クラブ、スペード、ハート、ダイヤといった4つのスートがあります。これを使い、マストフォローなどのルールを使っているならば、トリックテイキングである可能性が高いです。

151201_2

これを基準に考えると、最近発売された「プラムの法則」(参照:プラムの法則を初プレイした感想)はトリックテイキングでありません。プラムの法則には、さまざまな果物のイラストが書かれていますが、これはセットコレクションに使うもので、フォローとは関係ありません。そのため、切り札などの概念もなく、単に数字が大きい方が勝ちます。

そして日本語化もされた「5本のきゅうり」。こちらもスートがないため、トリックテイキングではありません。

スートの有無はトリックテイキングかどうかを見極める上で、分かりやすいポイントになります。

トリックを取るかどうか

トリックを取ること(または取らないこと)を目的としている。

これが2つ目の条件です。

トリックテイキングではトリックと呼ばれるミニゲームを繰り返し行っていきます。通常はトリックに勝ったプレイヤーが、そのトリックを取得します。このトリックを取るかどうかがゲームの根本にあるものがトリックテイキングといえます。ただし、ゲームによっては、トリックを取らないことが目的になっているものもあります。

これを条件として考えると、ゴーアウト系のゲームはトリックテイキングから外れます。

151201_3

ゴーアウト系とは、手札を1番先に無くした人が勝ちというゲームです。有名なところではトランプゲームの大富豪があります。こちらは手札をなくすことが目的であり、トリックを取ることは目的ではありません。

さらにハギスキメラティチューなども、このゴーアウト系に含まれるのでトリックテイキングではありません。キメラやティチューはスートがあるものの、フォローには関係していないので1つ目の条件からも外れてしまいます。

天九(天九紙牌)も赤、白といったスートがありますが、トリックを取ることが目的ではないのでトリックテイキングとはいえません。

ポテトマンはスートもあり、かなりトリックテイキングっぽいのですが、獲得するのはトリックではなく、得点カードなので定義から外れてしまいます。

変わり種のトリックテイキング

以上、2つ基準を満たしていればトリックテイキングであると言えます。

そう考えると、たとえば自分でカードを出さなくてもいいジキルとハイド、場合によって1人でカードを2枚出すことがあるパーラ、カードを出す代わりにコマを動かすことがあるティンダハン、といったゲームはスートがあり、なおかつトリックを取ることが目的となっているので、トリックテイキングであると言えます。

まとめ

スートがあり、トリックを取ること(または取らないこと)を目的としている。
これが自分なりのトリックテイキングの定義です。

もちろん異論反論はあるかもしれませんが、この2つを満たしていて、トリックテイキングじゃないというゲームはまずないと思います。ただ、上記のどちらかを満たしていなくてもトリックテイキングじゃないの?という意見はあるかもしれません。

当然ですが、これが絶対正しいなどと言うつもりはありません。あくまでも1つの考えとして、参考にしていただければ幸いです。

ボードゲームが安い「駿河屋」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)