[書評] 努力が勝手に続いてしまう。/塚本亮(ダイヤモンド社)

「まだまだ努力が足りない」
「もっと努力した方がいい」
「努力することが大切」

恐らくほとんどの人がこういった言葉を言われたことがあると思います。
そのため「努力」と聞くと、何やら重苦しいイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。

学習性無力感

「努力しよう、努力しよう」
そう思えば思うほど、やる気が出てこないことはありませんか。

これは今までの経験の積み重ねで

努力 = 大変

というイメージが強く根付いているためです。
わざわざ自分から大変なことをやろうという人は少ないでしょう。

また、せっかく努力したのに結果がついてこないという経験が増えてくると、どんどん悪循環になってしまいます。つまり、努力すればするほど、自信がどんどんなくなってしまうわけです。

努力の方向性を間違っていませんか?

今回紹介する「努力が勝手に続いてしまう。」では、まず努力の方向性を再確認することを提案しています。

やみくもに努力をしても、先ほど述べたようにムダになってしまう可能性が強いです。
そこで、どういったところに力を入れるべきかよく考えようと述べています。
そのやり方の1つとして「実際に成功している人の方法を真似てみる」ということがあげられています。

そして、何より重要なのが習慣です。
あえて意識せずとも無意識にそれが続けられるようになれば、こんなに頼もしいことはありません。

そこで習慣化するための7つのルールについて紹介があります。

1.「何を、どのように、いつするか」
2.していることを「たんたんと」記録していく
3.スモールステップで「成功体験」をつくる
4.痛みをともなう代償を「先出し」する
5.毎日「タイムリミット」の中で動く
6.退屈な作業は「短時間」でくりかえす
7.「できる」「できない」を冷静に見きわめる

これらが努力の仕組み化のルールとして詳しく説明されています。

モチベーションを維持するために

実際のやり方についての説明もありますが、精神面でのケアについても触れています。

つらくなった場合にはどうすればいいか。
壁をどうやって乗り越えればいいか。
「重い感情」はどうすればいいか。

などなど、「なるほど、こういったやり方があるのか」ということが多いです。

いくら方法論が分かっても、実際にやってみると必ず壁にぶつかることがあります。
その際に、どうやって乗り越えればいいのかということが説明されています。

筆者について

筆者である塚本亮さんは、高校生時代の喧嘩が原因で停学・謹慎になります。
その間に「このままではマズい」と感じ、自分を変えようと思ったそうです。

そうして偏差値30から同志社大学への合格を果たします。

さらにそれだけにとどまらず、ケンブリッジ大学院へ進学し、帰国後、自らの語学スクールを設立します。

さまざまな失敗を乗り越えての方法論ですので、言葉に説得力があります。

「とにかく頑張れ!」

といった精神論にうんざりしている方は、ぜひ1度読んでみることをおすすめします。

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