初めての深夜バス体験記(仙台-東京)

160818

せっかくお盆休みで連休が取れたので、普段行けないような遠くまで行こうと考えた。そこで最近どんどん増えている東京のボードゲームカフェやバーに行くことに。

深夜バスを予約

いつもならば青春18きっぷを利用して行くところだが、昼間仕事があったため、普通列車ではその日のうちに東京に着かなそう。そこで初めて深夜バスを利用してみようかと考えた。

予定日の2日前だったが、まだ仙台から東京への深夜バスは空きがある。値段は6,000円ほどから。

選ぶ基準としては、できればスペースがあった方がいいので3列シート。それからコンセントつきで、トイレもあった方がいい。この基準を満たすバスがあったので、ネットから予約した。

席はできれば窓際がいいが、ここからの予約ではどの席かは分からない。

当日 乗車前

まずはバスの乗り場を確認する。乗り場は仙台駅東口の福祉大前。行ってみて初めてここが東北福祉大になっていたことを知る。いつからなんだろ。

発車時間までだいぶ時間があったので、コインロッカーに荷物を預け、高校のときの同級生と軽く飲む。お盆近辺ということで店はかなり混んでいて、席につくまで少し待つ。ハイボールが100円で安かった。

あまり飲み過ぎるのも良くないだろうと思い、そこそこに切り上げる。

再びバス乗り場へ。

もうだいぶ人が集まってきている。割合的に女性が多い。そういえばこのバスは東京の次がディズニーだったことを思い出す。

乗車

受付で名前を告げると席番号を教えられる。荷物はひとつだけ下に積めるというので大きいバッグをあずけ、番号札を受け取る。

席番号がBの段階で「あ」と思ったが、案の上真ん中だった。しかし、幸いにも右隣はトイレで、人のプレッシャーはない。左隣はまだ来ていない。

座席は一般的なバスのシートとほとんど変わらない。右側にコンセントがついており、使い捨てのスリッパとアイマスク、ブランケットが用意してあった。とりあえずスリッパとアイマスクはそのままにして、ただ席についた。

すると、左隣前の男がためらいなくリクライニングを全開で倒した。彼は手慣れた様子でタブレットとそれ用のスタンドをセッティングしている。30代くらいのパーマがかかった茶髪で、有名ブランドのTシャツを着ている。

そこに左の席、つまりその男の後ろの席に座るおじさんがやってきた。リクライニングが全開になっているので、スムーズに席につくことすらできない。しかし、そんなことはまったくお構いなしで、茶髪は一瞥すらしない。これが現代社会の闇か。

おじさんが窮屈そうにシートに座る。茶髪はアルミホイルに包まれた味噌おにぎりを食べ始めた。なんかすごいな、こいつ。

電車が発車し、いろいろな注意事項が放送される。「リクライニングを倒す際は後ろの席の方にお声がけの上、お倒しください」ほら、言ってるよ、おい!

アナウンスが終わると、わたしの前の席のおじさんが「倒しますよ」と宣言して、リクライニングを少し倒した。やはり後ろに人がいると、多少は遠慮が入るもので、全開に倒すことはしないようだ。普通はな!

消灯

やがて消灯となる。このとき初めて深夜バスには消灯があることを知る。本当に車内が真っ暗になった。各座席にはロールのカーテンがあり、隣から見られないようにすることができる。みんなが次々とカーテンを下ろし、睡眠体勢に入る。わたしはどうせ隣はトイレなので、下げなかった。

25時近くになるが、まったく眠くならない。興奮しているのだろうか。

バスは何度か停車するのだが、四方すべてのカーテンが閉まっているので、そもそもどこにいるのかが分からない。たまにエンジンも切られたりして、車内が暑い。

左前のカーテンが開く。どうやらトイレのようだ。男の身体がよろつき、後ろの人のカーテンにぶつかり、おじさん登場。明らかに人のカーテンを開けたのだが、男は気にすることなく、そのままトイレへ。いや、閉めろよ。

戻ってきて閉めるのかと思ったら、そのまま自分の席へ。いや、閉めろよ。おじさん丸出しだよ。おじさんも寝ているため、結局そのままカーテンは開きっぱなしだった。

だんだんとウツラウツラしてくる。

すると、「う、うーん」と左前から寝言のようなものが。キミはどこまで存在をアピールしてくるのだ。こっちは気になって仕方がないよ。

朝方になってようやく多少寝ることができた。目覚めた頃にはもう到着といった感じだった。

「バスが完全に止まるまで、危険ですので荷物を下ろすのはご遠慮ください」

しばらくして左前の男が立ち上がって荷物を下ろそうとする。そして細かいものをジャラジャラと落とす。期待を裏切らないな、こいつは。

やがてバスが停止。ちなみにこの段階でも左前のリクライニングは全開で倒されている。後ろに人がいると認識できないのだろうか。

バスから下り、荷物を受け取る。

左前の男は颯爽とサングラスをかけて歩き出す。LOUIS VUITTONのTシャツとナイキのスポーツバッグの後ろ姿をそのまま目で追った。

いや、なんなんだよ、お前は。

初めて深夜バス体験

23時半発車、6時20分着という約7時間の乗車であった。恐らくあの男がいなければ、まったく何事もなく時間が過ぎたのだが、これでもかというほどアピールしてくるので気になって仕方がなかった。こうしてネタにはなったので、そういう意味ではありがたいが。

深夜バスというと某番組の影響で根こそぎ体力を奪われるイメージがあったが、そんなこともなく、そこまで疲れも感じなかった。

ただ、そのまま出かけるのもあまりよろしくないので、近くのお風呂が入れるところで3時間ほど休憩し、遊びにでた。

これだったらまた機会があっても利用してもいいな。
あの男の後ろの席だったら最悪だけど。

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