City Square Off(シティ・スクエア・オフ)は、パズルのようなピースを配置していく2人用ゲームです。共通の山札があり、そこからめくられたピースをボードに配置し、置けなくなった方の負けです。
City Square Off(シティ・スクエア・オフ)について
各プレイヤーはプレイヤーボードと21種類のシティタイルを受け取ります。それから4種類あるうちの都市スタートタイルを1つ選び、ボードの中央に配置します。
どちらかのプレイヤーが山札からカードを1枚めくります。カードにはタイルが書かれているので、該当するものをボードに配置します。
この際、すでに配置されているタイルと1辺以上が接するように置かなければなりません。また、ボードからはみ出すようには置けません。タイルは裏表のどちらで置いてもいいです。
これをどちらかのプレイヤーが配置できなくなるまで繰り返します。
置けなくなったプレイヤーの負けです。
2人が同時に置けなくなった場合は、ボード内のタイルが置かれていないエリアを比べます。
もっとも大きなエリアのマス数を比べ、その数が多い方の勝利です。それも同値の場合は、次に広いエリアを比べます。それも同値の場合は次といった感じで比べていきます。
2人用お手軽パズルゲーム
数行でルールがほぼ理解できる、シンプルなゲームです。
全員が同時に同じタイルを置くというゲームは、カルバやフィットなどいろいろありますが、中でもシティ・スクエア・オフはシンプルです。
それでいながら「きっとあれが来るはず」「次あれが来ると終わり」という、カードに翻弄される感じが楽しいです。こういった感覚はパズルというより、ビンゴに近いです。または、下準備を終えてテトリス棒を待っている感覚とでもいいましょうか。
慣れてくると1ゲームが数分で終わるので「次こそは上手くいくはず」と繰り返し遊びやすいです。今回は思わず2人で5連戦してしまいました。
また、シティ・スクエア・オフには、いくつかのバリエーションが用意されています。
今回は初めに都市タイルを2つずつ置くというバリエーションを採用したのですが、こちらの方が突然詰んでしまうことが多いので盛り上がります。置こうと思ったら「あれ、ダメだ……」となって相手を見ると向こうもダメだったりします。
他にはスプリントというバリエーションルールがあり、こちらはカードをめくらず、とにかく早くぴったり全部置いた方が勝ちというもので、「いや、別ゲーじゃん」とルールを読んだ段階で思わず笑ってしまいました。
短時間で終わる2人用ゲームを探している人にオススメです。