ドッペルコップ入門 第4回 ゲームの流れ

今回はドッペルコップのゲームの流れについてです。

ドッペルコップの流れ

ゲームの開始

最初のディーラーを適当な方法で決めます。
以降は時計回りに交代していきます。

カードの配り方は4枚ずつまとめて各自に渡していきます。
それぞれ手札は12枚です。

ビッド

ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りでビッドします。

普通のゲーム以外を選択したい場合は「保留します」
そうでなければ「パス」と言います。

この段階では、まだどのゲームを選ぶかは言わなくていいです。

「保留します」と言ったプレイヤーが2人以上いたならば、ディーラーの左隣のプレイヤーから順番にソロゲームを選択するかどうかを聞いていきます。ここで誰かがソロを選択したならば、そこでビッドは終了です。以降の人にソロをするかどうか尋ねる必要はありません。優先されるのはあくまでディーラーの左隣の人からで、ソロゲームの種類などは関係ありません。

もし、ソロを選択する人がいなければ、同じ要領でアルムートを選択するプレイヤーがいるかどうかを尋ねていきます。

それもいなければ、マリッジがいるかどうかを聞いていきます。

ソロ ⇒ アルムート ⇒ マリッジ

優先順位は上記の順番となります。

「保留します」と言ったプレイヤーがいなければ通常のゲームになります。

ゲームの開始

ディーラーの左隣のプレイヤーがリードを行います。

普通のゲームの場合、♣Qを持っているプレイヤー同士がチームとなりますが、ゲーム開始の段階では、誰と誰がチームなのか分かりません。どちらかが♣Qを出せば、もう片方には誰がパートナーなのかが分かります。また後述する宣言を行うことでも、誰と誰が攻撃側チームなのかが分かります。

トリックテイキングのやり方は、一般的なマストフォロールールです。

リードされたスートを持っていたならば、そのカードを出さなければなりません。
そのスートを持っていなければ、どのカードを出しても良いです。

切り札スートは、他のスートに勝ちます。もっとも強いカードを出したプレイヤーがそのトリックを獲得し、次のリードを行います。

同じカードが出た場合は、先に出した方が勝ちます。

これを12トリック繰り返します。

獲得したトリックの点数の合計が攻撃側チームならば121点以上、防御側チームならば120点以上取るとゲームに勝つことができます。

宣言

ドッペルコップでは、プレイ中に宣言をすることができます。
宣言は自分の番でなくてもすることが可能です。

・レー

攻撃側チームだけが行うことができます。
自分のチームが勝つと思ったときに宣言し、その通り勝った場合はもらえる得点が増えます。

レーは、自分が2トリック目のカードを出す前ならば、どのタイミングでも行うことができます。

もし相手チームがコントラを宣言したならば、その次のトリックでレーを宣言することができます。(3トリック目を出す前までに宣言可能になります)

・コントラ

防御側チームだけが行うことができます。
自分のチームが勝つと思ったときに宣言し、その通り勝った場合はもらえる得点が増えます。

コントラもレー同様、2トリック目を出す前ならば、どのタイミングでも行うことができます。もし、レーが宣言されならば、その次のトリックまでタイミングが延長されます。

コントラを宣言すると、防御側チームが勝つためには121点以上取らなければなりません。逆に攻撃側チームは120点以上取れば勝ちとなります。

・90

どちらのチームも行うことができます。

相手チームが90点以上取れないと思ったときに宣言します。
通常、3トリック目のカードを出す前までに宣言することができます。

・60

どちらのチームも行うことができます。

相手チームが60点以上取れないと思ったときに宣言します。
通常、4トリック目のカードを出す前までに宣言することができます。

・30

どちらのチームも行うことができます。

相手チームが30点以上取れないと思ったときに宣言します。
通常、5トリック目のカードを出す前までに宣言することができます。

・シュワルツ

どちらのチームも行うことができます。

相手チームが1トリックも取れないと思ったときに宣言します。
通常、6トリック目のカードを出す前までに宣言することができます。

宣言に関する注意

宣言はすればするほど勝ったときの得点が増えます。
ただし、その宣言前までの宣言をすべて行う必要があります。

たとえば、30の宣言をしたいならば、レー(またはコントラ)、90、60の宣言を行っていなければなりません。タイミングが許されるならば複数の宣言を1度に行うこともできます。(2トリック目を出す前に、コントラ、90と同時に宣言するなど)

相手チームの宣言があったらば、それよりも一巡遅いタイミングで宣言することができます。そのため、すべてのタイミングが一巡ずつ遅くなっていきます。

マリッジの場合は、チームが決まった段階で宣言することができるようになります。
そのため、2トリック目でチームが決まったならば、すべての宣言が1トリック分遅いタイミングで行えるようになります。同様に3トリック目でチームが決まれば、すべての宣言は2トリック分遅いタイミングで行うことができます。

得点

トリックがすべて終わったならば、チームごとに獲得したカードの点数を合計します。

カードの得点は、

A=11点 10=10点 K=4点 Q=3点 J=2点 9=0点

です。

何も宣言がされていなければ、攻撃側チームは121点以上、防御側チームは120点以上で勝利です。ただし、90、60、30、シュワルツなどの宣言をしていた場合、その宣言が達成されていなければ、いくら得点を取っていても敗北します。

どちらも宣言を失敗していたならば、引き分けです。

得られる得点は、カードの得点とは異なるので注意してください。

勝ったチームは以下の得点のうち、当てはまるものをすべて合計した点数を得ます。逆に負けたチームは勝ったチームが得た点数分のマイナスになります。

勝利点 勝ったチームに必ずつきます。 1点
防御側チーム勝利 防御側チームが勝ったときにつきます。
ただし、1対3の場合はつきません。
1点
90 相手チームの得点が90点より少なかった場合 1点
60 相手チームの得点が60点より少なかった場合 1点
30 相手チームの得点が30点より少なかった場合 1点
シュワルツ 相手チームが1トリックも取れなかった場合 1点
コントラ コントラの宣言があった場合 2点
レー レーの宣言があった場合 2点
90宣言 90の宣言があった場合 1点
60宣言 60の宣言があった場合 1点
30宣言 30の宣言があった場合 1点
シュワルツ宣言 シュワルツの宣言があった場合 1点
相手が90宣言をして、120点以上取った場合 1点
相手が60宣言をして、90点以上取った場合 1点
相手が30宣言をして、60点以上取った場合 1点
相手がシュワルツ宣言をして、30点以上取った場合 1点

90、60、30、シュワルツは宣言をしなくても得点となりますが、宣言をして成功すればさらに得点がもらえます。

たとえば、自分たちがレーを宣言し、相手がコントラを宣言、さらに自分たちが121点以上取って、相手が70点だった場合、

勝利点(1点)+レー(2点)+コントラ(2点)+90(1点)で、6点を獲得します。
(相手側の宣言も自分たちの得点に含まれます)

ボーナス得点

上記の得点とは別に、特定の条件を満たすことでボーナス得点が入ります。
得点は個人にではなく、チームに入ります。

・フォックス 1点

相手チームが出した♢Aを獲得した場合に得られます。
味方チームや自分が出したものは得点になりません。

・チャーリー 1点

最後のトリックを♣Jで勝った場合に得られます。
逆に最後のトリックで♣Jを出して取られてしまった場合には、相手チームに得点が入ります。

味方チームや自分が出したものは得点になりません。

・ドッペルコップ 1点

1トリック内で出されたカードが、すべてAか10(A A A 10、A A 10 10など)だった場合、そのトリックを獲得したチームに入ります。

ソロゲームの場合

ソロゲームの場合、勝ったプレイヤーは上記の合計得点の3倍を得ます。負けた方は、合計得点分がマイナスとなります。

ソロゲームを行い、もし負けてしまったならば合計得点の3倍を失います。相手側は合計得点分を獲得します。

終了条件

ドッペルコップの終了条件は特に決まっていません。
あらかじめ何ディール行うかを決めておきましょう。

ドイツスドッペルコップ連盟のトーナメントルールでは、24ディール行うようです。

ドッペルコップについて

4回に渡りドッペルコップの説明をしてきました。
この記事を通して読めば、ドッペルコップを遊べると思います。

かなりのルールの量ですが、トリックテイキング経験があれば、意外とすんなり分かります。
ただし、カードの強さに関しては慣れが必要ですね。それからフォックスも忘れがちです。

もっとプレイしやすいように、リファレンス、さらにはスコアシートなども作ろうかと考えています。

トランプが2組あれば遊べるゲームですので、4人が集まったときには、ぜひ遊んでみて下さい。チーム戦の妙、ソロの緊張感が存分に味わえますよ。


第1回 トリックテイキングの基本
第2回 ゲームの種類
第3回 カードの強さ
第4回 ゲームの流れ

 

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