以前の記事(サッカーワールドカップに思うこと)にも書いたように、わたしはほとんどスポーツに関心がないのですが、先日、フットサルの試合を観てきました。
もちろん率先して行ったわけではなく、チケットが余っているので行かないかという誘いがあったからです。
フットサルとサッカーの主な違い
基本的なサッカーのルールは知っていたのですが、フットサルはだいぶルールが違います。
サッカーとフットサルの主な違いを挙げていきます。
人数
サッカーは11人で行いますが、フットサルは5人です。
交代はサッカーは3人までと決まっていますが、フットサルは決まっておらず、なおかつプレイ中でも自由に交代することができます。
時間
サッカーは45分ハーフですが、フットサルは20分ハーフです。
フットサルでは4秒ルールがあり、4秒以内にキックインなどをする必要があります。
さらにフットサルは前後半で1回ずつ、タイムアウトをすることができます。
コートの大きさ
サッカーのピッチは、105m×60m。
フットサルのピッチは、40m×20m。
ボールはフットサル専用のもので、サッカーで使われるものよりもはずみにくくなっています。
また、サッカーでは可能なショルダーチャージやスライディングもフットサルでは禁止されています。
試合を観た感想など
このようにだいぶサッカーとルールが異なるため、何の前知識もないままに観戦すると「ん?」と思うようなことがたびたびあります。
サッカーではボールがエリアから出るなど、プレイが中断したときに選手交代を行いますが、フットサルではいつでも交代できるため、プレイ中にめまぐるしく選手が替わっていきます。
ちなみにゴールキーパーも交代自由なため、プレイ中にキーパー不在というシーンもありました。
ピッチが狭いこともあり、展開はだいぶスピーディです。
今回わたしが観たのは、仙台市体育館で行われたヴォスクオーレ仙台とアグレミーナ浜松の試合だったのですが、観客席までの距離がかなり近いです。
ボールが観客席まで来るというのは普通にあり得ることで、特にゴール後ろは油断なりません。
印象深かったのは、ヴォスクオーレ仙台のキーパー、クロモトです。
彼はかなりアグレッシブなキーパーで自らドリブルしたまま、ゴールを狙いに行くことがありました。
そして、彼が攻撃に移る度に、おばさんたちから「あらぁ、はは」と歓声が沸くのが面白かったです。
試合とは関係ないのですが、印象に残ったのが、後ろの席にいた男性です。
3人連れで来ていたのですが、その人だけが経験者なのか、やたらといろいろな解説や批判をします。
「それでは遅いんだよ」
「いや、そこはその選択肢しかないだろ」
「あの○番何しているの?」
「審判、ルール把握しているのか」
などなど、終始批判しているので、不快を通り越してだんだん面白くなってきて、思わず笑ってしまいそうになりました。
別にフットサルが嫌いなわけではないようで、チャンスシーンになると、
「いけっ!」
などと声に力が入っていました。
どのようなジャンルにも、こういう人はいそうですね。
観客の入りは満員御礼というわけでもなく、席は割と空いていました。
まだまだ知名度はそこまで高くないようです。
他に、意外に思ったのが、体育館内はしっかりエアコンが効いているということです。
体育館でスポーツというと、蒸し暑いイメージがありましたが、しっかりと空調が効いていて、快適に観戦することができました。
今はどこもこういう感じなのでしょうか。