[トランプ] 王の帰還

王の帰還はmor!さん作のトランプを使ったトリックテイキングです。TTP賞応募作品で、Trick Taking Party ゲーム賞のサイトからルールを確認することができます。

王の帰還の概要

通常のトランプから1スートと各スートのAを抜いた合計36枚のカードを使います。(ジョーカー不使用)ランクは2が最弱で13が最強です。基本的なルールは切り札なしのマストフォローです。

大きな特徴はトリック前の賭け札にあります。リードプレイヤーから順番に手札から好きな枚数(0~9枚)のカードを伏せて出していきます。ただし、選ぶ際は手札のランクが高いカードから順に出さなければなりません。全員が賭け札を出したならばそのカードを公開します。

賭け札の枚数はそのラウンドで勝つべき上限トリック数となります。各プレイヤーはその枚数以下の勝利数を目指し、オーバーすると失敗です。

マストフォローに従ってトリックを取った場合、賭け札が1枚戻ってきます。もし手札がなくなった場合は賭け札すべてが戻ってきます。賭け札が戻ってくると上限トリック数が減っていき、最終的に0になります。そうなると、以降のトリックを取ると失敗になります。

これを9トリック行い、得点計算を行います。

得点計算は成功した場合と失敗した場合で異なります。

ショートゲームならば誰かが13点を取ってからもう1ディールやって終了、ロングゲームならば1人2回ディーラーをやったらゲーム終了です。ゲーム終了時にもっとも合計得点が高いプレイヤーがゲームに勝利します。

感想

賭け札のシステムが面白いです。後半、賭け札が戻ってくるころにはトリックに負けなければならず、それなのに高ランクのカードが戻ってくるため、いかにディスカードして切り抜けるかが腕の見せ所になっています。

今回は初回ということで、4人でディーラーを1回ずつやってみました。

やってみて思ったのが、トリックを始める前に各自の賭け札の枚数を何らかの方法で記録しておいた方がいいですね。その分だけチップを用意するなり、紙に記録しておいた方がいいです。そうでないと誰がどこで失敗したのかが分かりにくいです。自分の枚数はまだしも他の人の枚数まで把握できなくなり、「あれ?今どうなってるの?」と見失ってしまいます。

作者のmor!さんからTwitterでリプライをいただき、ルールを誤解していたことが分かりました。このゲームではビッド通り勝つのが目的ではなく、賭け札以下の勝利数を勝つのが目的になります。そのため、最初の賭け札枚数はゲームの成否に意味をなしません。(高得点を目指すという意味はありますが)

トリックを取ったときに賭け札が戻せなければ失敗となるので、トリックを取らなければ成功になります。そのため、たとえ最初の賭け札枚数が3枚だとしても、1トリックも取らなければビッド成功となります。そのため、賭け札枚数を記録する必要はありません。

以下の感想は当時のものなので、正しいルールで遊ぶとまた印象が変わるかもしれません。

全員の感想としては「ちょっと勝ち方が分かりづらい」ということでした。システムとしては面白いので、もう一工夫あればもっと面白くなるのではという声もありました。

個人的には賭け札が戻ってくるシステムは、なかなか曲者かなと感じました。賭け札は公開情報のため、そうなると後半、各自の手札の大部分が把握出来ます。そのため、どの順番でカードを出すと誰が勝つのかということがだいたい分かります。

これは分かっている人にとっては消化試合っぽく感じますし、分からない人にとってはどうしてそうなるのかが分からないままではないでしょうか。

たとえば「あの人は賭け札がハートのKとQでリードだから、あと2回は必ず勝つな」といったように、展開が読めてしまいます。そのため、賭け札が戻ってくるまでを上手く調整していくゲームなのかもしれません。

また、得失点がどちらかが勝ってどちらかが負けるというものでもないので、場合によってはショートゲームの方法が時間がかかりそうと感じました。(全員が失敗し続けると誰も13点に届かないので)

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