[ボードゲーム] メルクリウス 紹介

メルクリウスは2~5人用の株と商品取引をテーマにしたボードゲームです。プレイヤーは17世紀のオランダ人商人として株式に投資したり、先物取引を行ったりして、誰よりもお金を稼ぐことを目指します。

メルクリウスについて

各プレイヤーは個人ボードと3種類のアクションカード、初期資金として70ギルダーを受け取ります。さらに山札から5枚ずつ初期手札を引きます。ゲームボードには6社の株式トークンと6種類の商品トークンの価格を表すトラックが描いてあります。

手番は4つのステップに分かれています。

1.金融取引を3回行う

株式、または商品を3回まで売買できます。

価格はボードに記されている金額で、売買の時点では上下しません。ただし、同じものをまとめて買うときは、2個買うならばそれぞれが1ギルダー高く、3個買うならば2ギルダー高くなります。売るときは上記と同様に安くなります。

たとえば、アムステルダムの株価が10ギルダーとします。これを1つ買うならば10ギルダーです。2つ買う場合は11×2で22ギルダー、3つ買うならば12×3で36ギルダーとなります。

逆に売る場合は1つ売るならば10ギルダー、2つ売るならば9×2で18ギルダー、3つ売るならば8×3で24ギルダーです。

2.価格変更カードのプレイ

手札から1枚価格変更カードをプレイします。

カードには株式と商品のアイコンが描かれており、必ず片方が上がり、もう片方は下がるようになっています。

3.株式・商品の価格更新

手番プレイヤーのボード上にあるカードに応じて株式・商品の価格を更新します。

価格変更カードは3ラウンド効果を発揮し続けます。

個人ボードにはカードを3枚置けるスペースがあり、ラウンドが進むごとに左から右へと1スペースずつスライドしていきます。ボード上にある間は効果を発揮し続けるので3ラウンド連続でその価格変動が起こります。スライドしていき、ボードから外れると捨札になります。

このおかげで、それぞれの商品・株式がどのような値動きするのか、ある程度予測することが可能です。

4.カードの補充

山札から価格変更カードを1枚引きます。

これを山札がなくなるまで繰り返します。山札がなくなったならば、それから2ラウンド行ってゲーム終了です。

株式・商品をすべて現在価格で売却し、もっとも多くのお金を持っているプレイヤーの勝利です。

派手さはないがじわじわ感じる面白さ

特殊効果をもつアクションカードが3種類ありますが、そこまで劇的な効果ではありません。

そのため、逆転要素は薄く、少しずつ上下する商品や株式をいかに上手く売買していくかがポイントになってきます。

面白いのが他の株を扱ったゲームと異なり、株の売買ではなく、価格変更カードによって値段が上下するところです。手札を見ればどの株式・商品が値を上げるかがわかるので、安心して投資することができます。

それを白々しく「おれはホールンの株が今後くると思うんだよね」とか「これからの時代はコーヒーだよ」「銅はもうダメかも……」などと言いながら、売買していくのが面白いです。周りも、売買を見てそのプレイヤーがどんなカードを持っているのが予想がつくので「いや、おれもそう思ってたんだよ」などと同じ株式や商品を買ったりして、相乗りを狙うことができます。

すると自然と共闘態勢になるので、ますますその株価が上がっていくというわけです。

やること自体は地味なのですが、談合的なやり取りが面白く、プレイしてみての満足度も高いです。純粋にお金だけの勝負なので、勝利点に変換するといった工程もありません。

「テキスト効果満載!」みたいなゲームもいいですが、こういった「いぶし銀」なゲームもやはり面白いですね。コンポーネントの雰囲気もいいので、じっくり落ち着いてゲームを遊びたい人にオススメです。

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ゴクラクテン

宮城県石巻市在住。
ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。
最近は、いろいろなオープン会にも顔を出すようになりました。
他にマンガ、本、映画、ゲームなどについて記事を書いています。