[映画] 記憶探偵と鍵のかかった少女

人の記憶に入り込むことができる記憶探偵がいる社会。かつては腕利きの記憶探偵であったジョンは、16歳の少女アナの問題解決に挑みます。Huluの新作に出ていたので見てみました。

記憶探偵と鍵のかかった少女について

記憶探偵が社会的に認められている世界。一定の証拠価値はあるものの、疑い深い人もまだまだ多く、DNAほどの信頼性は得られていません。

ジョンは、しばらく記憶探偵の仕事から距離を置いていましたが、お金のために何か仕事をしたいと探偵事務所のセバスチャンに申し出ます。そこで与えられたのがハンガーストライキをしている16歳の少女の心の問題の解決でした。

アナという少女は卓越したIQを持ちながらも、いろいろと問題のある少女で、ジョンは彼女の心の闇を探ろうとします。

記憶の中からさまざまな出来事が明らかになり、その事実を確認するために関係者の話をうかがっていきます。しかし、関係者の話はアナの話と異なるものばかりでした。

一体どれが真実なのか迷うジョンでしたが、そんな彼の元に忍び寄る人影が……。

ネタバレと感想

ジョンはアナの記憶を見ていくうちに、彼女にどんどん肩入れしていきます。

「あなたしかわたしを助ける人がいない」と言われると、何とかして彼女の力になろうとします。しかし、事実を確認していくと、彼女の記憶とは違うものばかりです。関係者全員がウソをついているとも考えがたいです。

映画を見終わってから、ふと思い出したのがユージュアル・サスペクツです。ご覧になったことがある人はこれだけで想像がつくと思いますが、彼女の記憶は捏造されたものでした。それに気づけないままジョンはどんどん深入りしてしまい、最終的には自分もハメられることになります。

また、「人の記憶に入る」という設定から、「もしかしてこの映画自体、ジョンの記憶なのでは?」と想像する人もいるかもしれませんが、その通りです(笑)ところどころに表れる黒い人影は、実はジョンの記憶を見ている別の記憶探偵というオチになっています。

単純に説明すると、非常に頭がいい少女が記憶探偵を利用して、自分の邪魔者を排除し、その罪を探偵に着せて自分は自由になるというストーリーです。

伏線は結構張ってあるのですが、徐々に謎が明らかになっていく、という感じではありません。また、「実は記憶の中だった」というのは夢オチに近いものがあり、その辺りをどう捉えるかで評価が分かれそうです。

原題は劇中にも登場する「MINDSCAPE」です。それがなんでこんなライトノベルのような邦題になったんでしょうね。

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