ポテトマンは各プレイヤーが1枚ずつカードを出して強弱を競い合うトリックテイキング形式のゲームです。数字が大きなポテトキラーは通常のトリックでは勝ちますが、数字が小さなポテトマンが一緒にいると負けてしまいます。また、マストノットフォローで、カードを出せないプレイヤーがでた瞬間にラウンドが終わるという変わったルールです。
ポテトマンについて
ポテトマンには4色のポテトカードがあり、すべて数字の構成が異なります。たとえば、赤は5~18で14枚、黄は1~13の13枚になっています。その他に得点を表すジャガイモ袋カードがあります。
各プレイヤーにプレイ人数に応じた枚数のカードを配ります。残ったカードは中身を見ずに脇によけておきます。
スタートプレイヤーからカードを1枚ずつ時計回りで出していきます。このとき、すでに出されている色のカードは出すことができません。全員がカードを出したら、その中でもっとも大きい数字を出したプレイヤーがジャガイモ袋カードを取ります。
ただし、このとき例外があります。
赤の16~18はポテトキラー、黄の1~3はポテトマンのカードになっています。これが同じトリックの中で出されるとポテトマンが勝ちます。
ジャガイモ袋カードはカードの色に対応しており、自分が買った色のジャガイモ袋カードを取ります。得点は色ごとに決まっています。自分が取ろうとした色のジャガイモ袋カードがない場合は、高得点の中立の袋カードを取ります。
ジャガイモ袋カードを獲得したら、今度はそのプレイヤーからポテトカードを出していき、これを繰り返します。
カードを出そうとしたときに、自分が持っているカードすべてが、すでに出されている色のカードの場合、手札を公開して、そのラウンドは終了です。獲得したジャガイモ袋カードの得点の合計を記録します。
ラウンドをプレイヤー人数分繰り返し、もっとも合計点が多いプレイヤーの勝利です。
突然終わるラウンド
赤のカードは数字が大きいですが、得点が小さいです。逆に黄のカードは数字は小さいですが、得点は大きいです。通常ならば数字が大きい方が有利ですが、ポテトキラーとポテトマンの関係で逆転のチャンスが生まれます。ただ、マストノットフォローのルールがあるため、ポテトマンを持っていても出せないことがあるのが何とももどかしいです。
その分、タイミングよく、ポテトキラーに勝てたときの喜びはひとしおです。
出せるカードがない場合は手札をさらすことになるので、トリックテイキングを遊ぶ際に問題になりがちな「出せるカードがあるのに出さない」という状況が起こりません。プレイされたカードが全部違う色なのは一目瞭然なので、非常にハッキリしたルールになっています。
プレイした感じはしっかりトリックテイキングなので、そういった系統のゲームが好きな人にもオススメできます。どの人数で遊んでも、使わないカードがあるので、完全なカウンティングはできません。そのため、どちらかというと軽いプレイ感のカードゲームです。