[書評] 萌える!ソロモン72柱の魔神事典

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最近、かなりのものが「萌え化」されて書籍になっています。
萌えキャラが説明するものから始まり、人ではないものの擬人化、実際にいる人物の女性化などなど、勢いはとどまることを知りません。
今回ご紹介する1冊も、その中のひとつです。

ソロモン72柱とは?

まず読み方ですが、72柱は「しちじゅうふたはしら」と読みます。
この「柱(はしら)」という単位は、神様を数えるときの単位です。
魔神も文字通り、神の一種なので、この単位を使います。

ソロモンというのは、約3,000年前のイスラエル王国の3代目の国王です。
ソロモンは非常に知恵者で、他の国からもその力を求められるほどでした。

このソロモンによって封印された72柱の魔神がソロモン72柱というわけです。

悪魔の世界は厳格な階級社会で「公爵」「侯爵」「伯爵」「子爵」「男爵」といった爵位が与えられています。
ちなみにソロモン72柱には、序列といって、それぞれ数字がついていますが、これは偉さの順番ではなく、封印された順番です。

気になったきっけか

そもそもわたしがソロモン72柱について調べたいなと思ったのは、「よんでますよ、アザゼルさん。」というマンガがきっかけでした。

結界のせいで本来の姿ではなく、動物のような姿で召喚されてしまう悪魔たちと、それを使役する探偵の芥部、アルバイトのさくまたちによるギャグマンガです。
何年か前に話題となったのですが、そのときは読んでおらず、最近になって読み始めました。

そこでさまざまな悪魔が登場するのですが、本来どんな性質だったのかが気になり、この本を手に取ったというわけです。

ソロモン王に関するエピソード

この本では、本来の魔神たちの説明と、それを萌え化したイラストが入っているのですが、説明はかなり硬い文章です。
もともとの文献からの引用などもあり、詳しく魔神らについて知ることができます。
また、悪魔に関する書籍などを著した人物などについての説明もあります。

ソロモン王についてのエピソードなども書いてあるのですが、その中でひとつ意外だったことがありました。

ひとりの子供をめぐって、ふたりの女性が両方から、その子供の手を引っ張ります。
お互いに自分の子供であるという主張です。

それを見たソロモン王が、「どちらの子供かという証拠がないので、子供を剣で真っ二つに切って、双方に与える」と言いました。

すると、女性のひとりは黙ってそれに従い、もうひとりは泣きながら「相手の女性にあげてください」と答えました。
ソロモン王は後者が本当の母親であると判断し、そちらに子供を与えました。

恐らく読んでみて、ピンときた方も多いと思いますが、似たような話が大岡越前にもあります。
あちらは、両方の女性が子供の手を引っ張り、先に離した方が母親だと判断したというストーリーでした。

このようにソロモン王に関するエピソードというのは、形を少しずつ変えながら、さまざまなところで使われているようです。

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