[ボードゲーム] 中高生とボードゲーム

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先日、Twitter上で気になる話題があがっていました。


実はわたしがメインで活動している場所は、主なメンバーが中高生です。

どうもこれは全国的めずらしいケースのようなので、気づいたこと、思ったことなどを書いておこうと思います。

ボードゲームを知るきっかけ

まず言えることは、中高生にボードゲームやカードゲームを遊んでもらうと、ほぼ確実にハマります。
中には「こんな面白いのあったのか!」と驚くケースもあります。

最近では自分で購入する子も少なくありません。

恐らく全国のボードゲームシーンで中高生の姿が見られないのは、遊ぶきっかけがないからです。

中学生ともなれば、自分の親と十分な会話の機会をもつ子は少ないでしょう。
そのため、たとえ親御さんがボードゲームをしていたとしても、それを知るきっかけは、まずないと思います。

かといって、中学生同士で遊んでいて、ボードゲームについて知るということも非常にレアです。

近年は人狼ブームのおかげで、学校で人狼をするということもあるようですが、話を聞いてみると、司会が正常に機能していないことがほとんどで、ゲームとして成り立っていないことが多いようです。(中にはろくな話し合いもなしで、その場の気分で吊ってしまうことも多いとか)

中高生がボードゲームをするようになるためには、「きっかけ」と「きちんと仕切れる人」が必要だと思います。

「仕切れる」というのは、もちろん偉そうに指図するということではなく、正確なルールをプレイヤーに教え、きちんとゲームを成立させることができるということです。

インストという壁

ネットでも話題になることですが、インスト(ゲームにおけるルール説明など)は簡単なことではありません。
大人であっても苦手な人が多いはずです。
ルールを正確に理解し、なおかつ分かりやすく説明する技術が必要です。

これは多くの場合、経験によってある程度克服することができます。

誰でも最初はたどたどしいのが当たり前です。
しかし、そのときに「お前、説明するの下手だな」などと言われてしまえば、一気にやる気はなくなってしまうでしょう。場合によっては萎縮してしまったり、トラウマになってしまったりもします。

大人なら気を遣って言わないようなことでも、中高生くらいだと、普通に言ってしまいます。

これがまたインストするハードルを高めてしまいます。
「おれインストするの下手だから……」となってしまうと、どうしても説明する人が不足してしまいます。
そうすると、ボドゲ人口がなかなか広がりません。

よくよく考えてみると、わたしたちは普通に生活する限り、何かをしっかり説明するという機会がほとんどありません。
学校の授業はほとんど聞いたり書いたりですし、たまに発表するにしても、だいたい原稿を読み上げるだけです。

そのような状態で、周りの人の状況を見つつ、うまく説明するというのは至難の業です。

しかし、このハードルを乗り越えなければ、中高生の間にボドゲが広まるということはないでしょう。

ハードルの先

現在、そのようなハードルを乗り越え、しっかりしたインストができる人材が現れてきています。
そのため、もはやわたしが知らないところで、どんどんいろいろなゲームが広がるようになってきました。
学校内でボドゲが流行っているというのは、全国的も稀有なケースでしょう。

ちなみに、中学生の英語アレルギーはなかなかのものです。
箱が英語である段階で、尻込みしてしまう子も少なくありません。

近年、ほとんど言語依存がないボードゲームを日本語化する流れに疑問を感じているボードゲーマーも多いかもしれませんが、そういう面では非常に意味があります。(ただ、そこをターゲットとして日本語化しているとは思えないですが……。)

そのため、中高生に人気があるのは、最近盛り上がっている国内産のゲームです。
いわゆる国内同人ゲームは、箱も小さく、値段も手頃なので、中高生でも手に入れやすいです。
また名作の小箱も人気が高いです。

彼らが購入した具体的なタイトルを挙げていくと、
・ごいた
・クー
・クク21
・赤ずきんは眠らない
・ゲシェンク
・ニムト
・ハゲタカのえじき
・ごきぶりポーカー
など、やはり小箱がほとんどです。

中には「パンデミック」「カタン」といったメジャーなボードゲームを購入した子もいます。

中高生はお金がないからなかなかボドゲを買えないのではないかと思う方もいるかもしれませんが、DSなどのゲームソフトと比べて、そこまで高いものではありません。むしろ小箱なら、それらのソフトよりも安いです。また、TCGを遊んでいる子ならば、それくらいのお金は普通に使っているでしょう。

また、大人ではネックとなりがちな場所問題は、中高生の方がクリアしやすいです。
普段から人の家に行って遊ぶというスタイルのため、わざわざ改まって場所を探す手間がないからです。
4人くらいならば、十分に家庭で遊ぶことができるでしょう。

このようにさまざまな条件を満たしていながら、最後の一押しとなるきっかけがないため、現在国内では中学生にボードゲームが広がっていないのではと思います。
何か大きなきっかけがあれば、一気に広がるような気がしないでもありません。

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