[書評] 捨てる哲学 引き寄せの法則

ちょっとしたブームにもなった断捨離という考え方があります。
みなさんの中にも今まさに実践している方や、やったことがある方もいるかもしれません。

断捨離(だんしゃり)とは、不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のこと。(ウィキペディア)

飽和の時代とも言われる現代は、いろいろなモノで溢れています。
使わない服や食器など、部屋や押し入れを占拠しているものは少なくないでしょう。

そこから物を減らしていくことで、より快適な暮らしを目指すというのが断捨離の考え方です。

捨てる哲学とは

この佐藤康行氏の「捨てる哲学 引き寄せの法則」では、さらに一歩進んで、ものだけでなく、考え方や価値観など、さまざまなものを捨て去ることが推奨されています。

今までの自分のやり方をすべて捨てることで、本当の自分でもある真我(しんが)を見つけることができるということです。

また、この本では子育てについても触れられています。
親が過度に子供に期待をかけることで、その反動として子供が不良になったり、引きこもりになったりするとのことです。

子供を自分のものではなく、独立した存在と認めることで、初めて子供は自由になります。

とにかく手放さなければ、新しいものは手に入らない。
そのような考えがあらゆるものの根底に感じられました。

感想

人によってはかなり過激だと捉えられるほど、すべてのものを捨てることが勧められています。
親、子、夢から始まり、最終的には自分自身も捨てなさいとあります。

筆者自信も、自分が手がけたレストランのチェーン店もすべて手放したそうです。

しかし、このような考えに反発を覚える人は少なくないでしょう。
せっかく成功したものを、人にあげるなんて、もったいないと感じるのも普通だと思います。

けれども、筆者の言う通り、今持っているものを手放さなければ新しいものを得ることができないというのも事実です。
現状のままで満足するのか、さらにいいものを手に入れようと考えるのか。
なかなか難しい問題ですね。

それから、文体にちょっと気になる点が。
章によっては、語尾が「~のである」が連続して出てきます。
これにはちょっと違和感をおぼえました。
全体的にも「~のである」「である」はかなりの頻度で使われており、読んでいて少し引っかかります。

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