ウゴ!(ウーゴ!)は、2~4人用のトリックテイキングゲームです。プレイヤーは王国を発展させるために国土と農夫を獲得していきます。各プレイヤーに個人ボード(王国ボード)があるめずらしいトリックテイキングです。
UGO!(ウゴ!)について
カードは5スート、それぞれ0~8が1枚ずつの合計45枚です。
それらをよくシャッフルし、各プレイヤーに10枚ずつ配ります。残ったカードはそのラウンドでは使用しません。
カードを配った人の左隣からリードを行います。
マストフォローですが、フォローできていなくても数字が大きい方が勝ちます。一般的なマストフォローに慣れていると間違いやすいので注意しましょう。切り札はありません。
トリックを獲得したら、スートごとに分けて個人ボードに置きます。個人ボードは5つのエリアに分かれています。
カードの中で、1と2が特殊です。
1のカードをプレイして、トリックに負けた場合、農夫トークンを得て個人ボードに配置します。同スートで負けると1個、異なるスートで負けると2個のトークンを得ます。2のカードの場合は異なるスートで負けた場合のみ、トークン1個を得ます。
農夫は1と2以外のカードにも描かれており、それでトリックを獲得した場合もトークンがもらえます。
個人ボードには5つのエリアがあるのですが、左から2つにはすでに農夫がある扱いになっています。残りの3つのエリアには、2個、3個、4個の農夫トークンが置けるスペースがあります。
そのエリアにカードを置いていて、十分な農夫トークンを持っていない場合、不足している1つにつきマイナス5点です。
全員が手札がなくなるとラウンド終了です。
得点になるのは農夫が置かれているスペースの1番上のカードの数字の合計です。農夫が足りないスペースにあるカードは得点になりません。もし、足りないスペースにカードが置かれている場合、先述したように1つにつきマイナス5点になります。
農夫トークンは足りているものの、カードがないエリアはボードに描かれた数字分の得点が入ります。
これを4ラウンド行い、もっとも合計点が多いプレイヤーの勝利です。
いかに上手く負けるかも重要
2スートまでは安心して取ることができます。
それ以上を狙うならば、農夫の獲得が必要になってきます。
農夫は負けても手に入るため、手札運が悪くてどうにもならないということを避けられます。トリックが取れなくても農夫さえ集めれば得点のチャンスがあります。
また、0のカードがあるのもいやらしいポイントで、終盤にこれを他のプレイヤーに差し込むと、そのスートの得点が0になってしまいます。
どのスートを狙っていくか、どのスートを押しつけるかが面白いゲームです。