[映画] ヴィジット

ヴィジットは「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」などでお馴染みのM・ナイト・シャマラン監督の2015年に公開された作品です。全編がビデオカメラ目線のPOV映画です。

ヴィジットについて

母子家庭の姉弟は、母方の祖父母の家に1週間滞在することになります。母は家を飛び出しており、それ以来実家に帰っていないため、姉弟は祖父母に会うのが初めてでした。

田舎にある祖父母の家を訪れると、2人は3つの約束を伝えられます。

  1. 楽しい時間を過ごすこと
  2. 好きなものは遠慮なく食べること
  3. 夜9時半以降は、部屋から絶対でないこと

しかし、うっかり夜に部屋を出てしまった姉弟は恐ろしい光景を目撃します。

さらに徐々に祖父母の奇行も目立つように……。

ネタバレと感想

3つの約束について広告や予告ではかなり強調されますが、劇中ではこれが同時に出されるわけではありません。ただ、流れの中で順番に出てくるだけです。そして、これが大きなオチへとつながっているかというとそういうわけでもありません。

ジャンル的にいうと、ヴィジットはホラーです。

幽霊的なホラーではなく、人間の恐ろしさを描いたホラーですね。その恐ろしいものとは、祖父母です。どちらも異常な行動をし、それでいながら単独でいるときは「おじいさんは病気なの」「おばあさんは病気なんだ」とお互いのことを病気だから心配ないと姉弟を諭します。

なんといってもインパクトがあるのが祖母の奇行です。
かくれんぼをしている姉弟を四つん這いで全力でおいかけたり、全裸で柱で爪を研いだりします。

また、いかにもな意図的にホラー的な演出をしつつ、わざと肩すかしする場面がいくつかあります。その中でもっとも記憶に残るのがオーブンの掃除です。祖母は姉に対し、オーブンの中を掃除するように頼みます。しかも、身体を全部入れてしっかり奥まで入るように指示するのです。

『うわ、これは閉じ込められるな』と見ながら思うのですが、ただ掃除しただけで終わります。しかし、後半、再び姉に同様にオーブンの掃除を頼みます。『あー、今度こそやられるわ』と思うのですが、そこでも何も起きません。(正確にはちょっとドアを閉めたりするのですが)

さらに弟が姉のインタビューを取っているとき、視点が一点をズームしていきます。どんどん拡大しており、『何かヤバいものが写りそう』と思わせつつ、何もありません。

ネタバレをすると、実は祖父母はまったくの他人で、本当の祖父母を殺している精神異常者だったというオチです。ありがちなオチなのですが、そうとは思わせないようなミスリードがいくつかなされています。

そもそもこの映画はオチを楽しむよりかは、単純にばあさんの奇行を見てビビる映画です。とにかく衝撃的な行動なので、それだけで一見の価値があります。あまりにも奇行過ぎて笑えるほどです。

シックス・センスやアンブレイカブルのような「衝撃のラスト」といった作品ではないですが、得体の知れない恐怖を楽しむ作品としては、なかなか楽しめるのではないでしょうか。

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