ワインと毒とゴブレットは2~12人まで遊べるゲームです。最大の特徴はなんといってもプラスチックでできたゴブレットのコンポーネントで、これを手に取るだけでかなり雰囲気がでます。2~3人、4~6人、7~12人でルールが異なるのですが、今回ご紹介するのは2~3人用のルールです。
ワインと毒とゴブレットについて
各プレイヤーにワイントークン3つ、毒トークン2つ、解毒薬トークン2つを渡します。トークンは非公開情報なので、ついたての後ろに隠します。
全員の腕の長さ分離れた距離にゴブレット6個を置きます。6個それぞれに解毒薬×1、毒×2、ワイン×3のいずれかをランダムで入れていきます。もちろんどこに何が入ったかは誰にも分からないようにします。
手番で行えるのは、以下のうちの1つです。
注ぐ
自分のトークンのうち1つをいずれかのゴブレットに入れます。
覗く
いずれかのゴブレット1つの中身を見ます。
入れ替える
任意の2つのゴブレットの位置を入れ替えます。
乾杯
乾杯フェイズに移ります。
ただし、自分のワイントークンをすべて入れていないと行えません。
パス
アクションを行わずにパスをします。
乾杯フェイズ
乾杯の音頭をとった左隣のプレイヤーはいずれか1つのゴブレットを飲み干します。その際、毒が入っているとゲームから脱落します。解毒薬1つは毒1つを打ち消します。生き残っていたらさらに左隣のプレイヤーがいずれかのゴブレットを選びます。
これにより生き残ったプレイヤーがひとりになればそのプレイヤーの勝利となり、1VPを得ます。
生き残ったプレイヤーが複数いる場合は、ワイントークンが多く入っているプレイヤーの勝利です。その数も同じならば、それぞれが勝利します。
これをくり返し、3VPを獲得したプレイヤーがゲームに勝利します。
誰がどこに毒を盛っているのか
3人だとかなりシンプルな読み合いのゲームになります。
誰がどこに何を入れたのか、どのゴブレットが確認されたのか、乾杯のタイミングなど、いろいろな要素を考えながら生き残りを目指します。
4~6人用になると、各プレイヤーに人物カードが配られます。これはいわゆる特殊能力で、21種類あります。さらに標的カードというのが配られ、自分の標的が死ぬことで得点がアップします。そのため、より派手な展開が楽しめそうです。
さらに7人以上になると貴族と毒味役というペアになってゲームを行います。
ゴブレットの手触り感がいかにもアナログゲームの雰囲気を感じさせ、ゲームを盛り上げてくれます。今回は3人で遊んだので人物カードなしだったのですが、機会があれば人物カードを入れたバージョンも遊んでみたいです。