去年に引き続き、今年も甥と妖怪ウォッチの映画を観てきました。観ている途中で「これってむしろ大人向けに作られているのでは?」と感じるような内容です。
エンマ大王と5つの物語
タイトルにもある通り、今回の映画は5つの短編が入ったオムニバス形式になっています。世にも奇妙な物語のタモリに扮したウィスパーがそれぞれの導入をしてくれます。
EP1 妖怪になったケータ
アニメの主人公である天野ケータが妖怪になってしまう話です。
妖怪「フウ2」となったケータは成績優秀でスポーツ万能なユウトに取り憑き、彼の悩みを解消しようとします。
EP2 ジバニャンの華麗なる作戦
未来の世界にタイムスリップしたジバニャン、ロボニャンF型、ブシニャンが、ジバニャンの生きていたころの飼い主であるエミちゃんの手助けをしようと奮闘します。
EP3 コマさん 家に帰る
母親から手紙を受け取ったコマさんとコマじろうは里帰りをします。帰ると母親から「弟ができた」と報告されます。けれども、その弟はどう見ても人間で……。母ちゃんの姿はかなりインパクトで一見の価値ありです。
EP4 USAピョンのメリークリスマス
サンタ当番となったUSAピョンがイナホと一緒に子供達にプレゼントを配っていきます。子供達の中に「プレゼントはいりません」と手紙を書いた子供がいて、その理由を探ります。
EP5 妖怪ワールドへ行こう
妖怪評議会の議長ぬらりひょんは人間と妖怪の交わりを一切禁止するお触れを出します。それに納得がいかないジバニャンたちはぬらりひょんの元へと直訴に行きます。
すべての物語のキーパーソンは、妖魔界の王様であるエンマ大王です。エンマ大王はそれぞれの物語のちょっとずつ干渉しているのですが、なぜそのようなことをしていたのかが最後に明らかになります。
妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!の感想
泣かせる要素が強く入っており、果たして小さい子供が本当に楽しめるのだろうかと思いながら観ていました。もちろんちょくちょく笑いの要素が入っているので、そこで子供たちは笑っていました。
あまりにも感動系のエピソードが多くないかと感じる人もいるかもしれませんが、最後のエピソードを考えればそうせざるを得ないでしょうね。単に笑わせるようなエピソードを入れてしまうと、ラストの話がぶれてしまうと思います。
見に来た子供たちよりも、むしろ一緒に見に来た両親向けの映画なのかなと感じました。
また、今回初めてイナホがしゃべっているところを観たのですが、あまりにも早口でよく聞き取れないシーンが何度かありました。演出上仕方ないのかもしれませんが、他の人はどうなのでしょう……。
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