ペアーズはトランプのようにさまざまなルールで遊ぶことができるカードゲームです。10以上のデザインのデッキがあり、現在5種類が日本語版として販売されています。
ペアーズについて
ペアーズのカード構成は1が1枚、2が2枚、3が3枚と、その数字通りの枚数が10まで入っています。わたしが購入したボールゲームデッキは、それぞれの数字で行うスポーツのデザインになっています。(1ならばゴルフ、9ならば野球といった感じで、同じスポーツでもすべて違うイラストです)
基本ルールでは、毎ラウンド勝者を決めるのではなく、敗者を決めます。敗者になると点数を得るのですが、この点数が規定の点数に達するとゲームに敗北します。
ゴブリンポーカーについて
ゴブリンポーカーはゴブリンデッキに用意されたルールですが、他のデッキでも問題なく遊べます。(カード構成がすべて同じため)
今回初めてペアーズをプレイする際に、Twitterのフォロワーさんに勧めていただいたので、まずはこのゴブリンポーカーを遊んでみました。
ポーカーという名がついていますが、トランプで行うポーカーのように役を作るわけではありません。ただ、心理的な駆け引きやギャンブル感がポーカーと似ています。
まず、各自に6枚のカードが手札として渡されます。プレイヤーは手札を確認し、その中の1枚を選び、一斉に公開します。
その際、もっとも低い数字を出したプレイヤーから「ピッチ」か「フォールド」を選びます。
ピッチ
手札から1枚を選択し、裏向きで出します。
フォールド
プレイされているカードの中で、もっとも低い数字分のチップを支払い、ゲームから降ります。
ピッチを行ったプレイヤーのカードをすべて集め、それをシャッフルして再び配ります。配られたカードが自分の前に公開されているカードとペアになってしまったらゲームから脱落します。その場合はペアになったカードの数字分のチップを支払います。
ペアにならずに済んだプレイヤーは再び、先ほどと同様にピッチからフォールドを選びます。前に置かれたカードはすべて残ったままなので、ラウンドが進むにつれ、より脱落する可能性が高くなります。
これを手札がなくなるまで繰り返します。
もし途中で生き残りが1人になったら勝者となり、それまでに支払われていたチップをすべて受け取ります。複数人が手札がなくなり、最後まで生き残っていた場合は、チップを山分けします。
明確な勝利条件は決まっていないため、あらかじめゲーム数や時間などを決めておき、勝敗を決めます。
運と駆け引きのギャンブル感
今回は6人でのプレイで、最初の持ち点を50点とし、誰かがチップをすべて失うまで遊びました。
ちなみにわたしが破産しました(笑)
遊んでみた感じはククに近いです。毎ラウンド脱落者が出て、生き残った人が総取りというのが大きな共通点です。
ただ、手札が1枚のククに比べると、ゴブリンポーカーは6枚あるため、勝負できるかどうかの見極めが重要になります。一見悪そうな手札であっても、場の状況によってはイケることがあるので冷静な判断が求められます。
そうはいっても運の要素は決して少なくありません。手札が悪い場合は下手に勝負にいかず、すぐにフォールドした方が被害を少なく抑えることができます。この辺の伸るか反るかの感じはギャンブル感が強いですね。
最初ルールを読んだ段階では「???」といった感じだったのですが、何回かやっていくうちに見るべきポイントや勝負所が分かってきて、場も盛り上がっていきました。
ククが好きな人、プレイヤー間の心理的な駆け引きが好きな人にオススメのゲームです。
次回はまた違うルールで遊んでみたいですね。
ちなみにカードサイズはセリアで売っているゲームカード用ホルダーSがピッタリです。