ヤニブは2人~8人まで遊ぶことができるトランプゲームです。カードをプレイして、手札の合計点数が5点以下になれば「ヤニブ」を宣言します。全員が手札を公開して、もっとも合計点数が低いプレイヤーの勝利です。
ヤニブ(YANIV)について
使用するカード
通常のトランプにジョーカー2枚を加えた54枚。
多人数で遊ぶ場合は、それを2組。
カードの得点
ジョーカー | 0点 |
---|---|
A | 1点 |
2~10 | 数字通りの点数 |
J・Q・K | 10点 |
ゲームの流れ
カードをシャッフルして各プレイヤーに5枚ずつ配ります。
残りは山札です。その上から1枚をめくり、山札の隣に公開しておきます。これが最初の捨札の山になります。
スタートプレイヤーから時計回りに手番を行います。
手番では以下の2つのうち、いずれか1つを実行します。
- 通常のプレイ
- ヤニブの宣言
通常のプレイ
手札からカードをプレイして、その後、1枚を補充します。
プレイの仕方は以下のいずれかです。
- 好きなカード1枚
- 同じランク(数字)のカード2枚以上
- 同じスートの連番3枚以上
連番の際、ジョーカーを好きな数字として使うことができます。また、KとAはつながりません。
カードの補充は、山札の1番上か、自分の直前にプレイされたカードから1枚を手札に加えます。3枚以上のカードがプレイされていた場合は、両端のどちらかから取ります。
ヤニブの宣言
カードをプレイする前の段階で、手札の点数の合計が5点以下だった場合、ヤニブを宣言することができます。
ヤニブを宣言するとプレイ終了となり、全員が手札を公開します。
得点
手札の合計点数を比較します。
ヤニブを宣言したプレイヤーが単独で最小だった場合、他のプレイヤーは手札の合計点数だけの得点を得ます。ヤニブを成功したプレイヤーは合計点数に関わらず0点です。
同点、またはそれ以下のプレイヤーがいた場合、ヤニブを宣言したプレイヤーは手札の合計点数+30点を得ます。他のプレイヤーは手札の合計点数の得点を得ます。
獲得した得点の累計がちょうど50点になった場合、25点に減ります。
同様にちょうど100点になった場合、50点に減ります。
ゲームの終了
誰かの累計得点が101点以上になったならばゲーム終了です。
もっとも得点が低いプレイヤーの勝利です。
手軽に楽しめるトランプゲーム

どこでヤニブを宣言するかが悩ましいゲームです。失敗してしまうと大きなペナルティがあるため、相手の状況をよく見定めなければなりません。
通常ルールでは合計が5点以下でヤニブが宣言できますが、何点であっても宣言できるルールもあります。それはそれで面白そうな感じもしますね。
今回は2人で2回ほど遊んでみました。
1戦目は20分ほど、2戦目は40分ほどかかりました。1戦目は113対7と、ほぼストレートで負けたため、かなり決着が早かったです。
手札を出し切るゴーアウト系のゲームはいろいろありますが、ヤニブはその後で必ず1枚引かなければならないのが特徴です。上手いこと手札が0枚になっても、その後に引いた1枚が6以上だとヤニブが宣言できません。この辺りが何とももどかしくて面白いです。
2だから絶対に勝てるだろうと思ってヤニブ宣言をしたのに、相手も2だったときはかなり盛り上がりました。
ルールも簡単なので、家族や友達とぜひ遊んでみてください。
トランプ屋さんのブログでサマリーシートが公開されています。
ゲーム紹介-ヤニブ | トランプ屋ブログ
