名作・人気作が多い、鉄道や列車をテーマにしたボードゲームを10個、ピックアップしました。
チケット・トゥ・ライド
さまざまなバージョンが出ている人気のボードゲームです。
2004年に発売され、プレイ人数は2~5人、プレイ時間は30~60分、対象年齢は8歳以上です。
ゲームボードには、さまざまな都市と路線が描かれています。手番になったら線路をカードをプレイして、列車コマを置いていきます。各自が非公開の目的地カードを持っており、その2都市に線路をつなげることができれば得点が入ります。
アメリカ、ヨーロッパ、アジア、メルクリン、ロンドン、ニューヨーク、スイス、インド、日本とさまざまなバージョンがあり、それぞれに追加ルールがあります。
1号線で行こう
1995年に発売されたゲームで、プレイ人数は2~5人、プレイ時間は60分、対象年齢は10歳以上です。
前半はタイル配置、後半はスゴロクをします。
ゲーム開始時に非公開のカードが渡され、それによってつなげるべき駅が指定されます。前半は矛盾が生じないようにタイルを配置して、すべての目的地をつなげます。
ルートが確立できたならばカードを公開し、そこからはダイスを振って列車コマを進めていきます。
そうして、先に列車をゴールさせたプレイヤーの勝利です。
パリスコネクション
2010年に発売されたゲームで、プレイ人数は3~6人、プレイ時間は30分、対象年齢は8歳以上です。
ヘクスマップに鉄道をつなげていき、なおかつ株式もあるため、複雑そうなゲームに見えますが、見た目とは裏腹に非常にシンプルなルールで時間もかかりません。
手番では1色の鉄道コマを1~5個マップ上に配置するか、衝立内に持っている自分のコマを1つストックに戻し、どれか1色の鉄道コマを1~2個獲得します。
鉄道コマは鉄道と株式の両方を兼ねているため、マップに配置したり、手元に持ってきたりするとストックが減っていきます。
マップ上には都市があり、そこに鉄道を通過させることで株価が上がっていきます。
ゲーム終了時に自分が持っているコマと株価をかけて得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
世界の鉄道
2005年に発売されたゲームで、プレイ人数は2~6人、プレイ時間は120分、対象年齢は10歳以上です。原題は「Railyways of the World(レイルウェイズオブザワールド)です。
各ラウンドは競り、アクション、収入という3つのフェイズに別れています。
競りから始まるのですが、初期資金がないため、いきなり借金しなければなりません。ここで察する人もいるかもしれませんが、作者はマーティン・ワレスです。
アクションでは、線路の敷設、都市化、機関車のアップグレード、商品の輸送、鉄道事業カードの獲得などを行います。
同作者の蒸気の時代との大きな違いは鉄道事業カードです。
カードにはさまざまな条件と得点が書かれており、ここで自分にあったカードが引けるかどうかが大きなポイントです。
トレインズ
2012年に発売されたゲームで、プレイ人数は2~4人、プレイ時間は45分、対象年齢は12歳以上です。
列車をテーマにしたデッキ構築で、カードをプレイしていくことで、マップ上に駅を作ったり、線路を敷いたりしていきます。アクションをするたびにどんどん廃棄物カードがデッキに加わっていくため、手番で何もせずに手札にある廃棄物をすべて破棄するという選択肢があります。
ゲーム開始時に使用するカードを決めたり、手番終了時すべて手札を捨てて5枚引いたりといった流れが、ドミニオンと同じなのでプレイしやすいです。ドミニオンと違い、アクションや購入が好きなだけできるため、プレイ中のストレスも少ないです。
ロシアンレールロード
2013年に発売されたゲームで、プレイ人数は2~4人、プレイ時間は90~120分、対象年齢は12歳以上です。
鉄道をテーマにしたワーカープレイスメントで、手番では鉄道を敷いたり、工場を建てたり、技術者を雇ったりしていきます。
ラウンド終了時に線路と輸送力によって得点が入るのですが、どんどん積み重なっていくため、後半はかなり得点が大きく動きます。
ゲームが始まってしまえば、一切運要素がないゲーマーズゲームです。
グレートウエスタントレイル
2106年に発売されたゲームで、プレイ人数は2~4人、プレイ時間は75~150分、対象年齢は12歳以上です。
デッキ構築のようにカードを獲得しながら、ゲームボード上のマスを移動していきます。同じコースを回ることになるのですが、途中にある建物が変わっていきます。
得点要素が多く、さまざまなやり方が試せるため、リプレイ性は高いです。拡張の北部への道を入れることで、さらに要素が増えて、新鮮な気持ちで遊べます。
ブラス
2007年に発売されたゲームで、プレイ人数は2~4人、プレイ時間は60~120分、対象年齢は14歳以上です。旧版に加えて、ランカシャー(黒ブラス)とバーミンガム(白ブラス)の2種類があります。
手番では2枚のカードをプレイして、それに応じたアクションを行います。アクションは主に建物を建てるか、鉄道を造るかです。
前半と後半に別れており、前半が終わると運河と時代Ⅰの建物がすべてボードから取り除かれます。そのため、後半を見据えたゲーム展開が要求されます。
旧版のブラスをブラッシュアップしたものがランカシャー(黒ブラス)で、その続編にあたるのがバーミンガム(白ブラス)です。
蒸気の時代
2002年に発売されたゲームで、プレイ人数は1~6人、プレイ時間は120分、対象年齢は13歳以上です。
株式を発行することで資金を確保し、それを使って鉄道を敷いていきます。都市と都市をつないで商品を輸送することで、収入が増えていきます。ただし、途中で資金が枯渇するとゲームから脱落してしまいます。
かなり昔のゲームなのですが、デラックス版が発売されたことで、また脚光を浴びているゲームです。
多数のマップがあり、それぞれに追加ルールが用意されています。データが公開されているマップもあるため、自分で印刷して遊ぶことも可能です。
18シリーズ
1830や1846に代表される18××といったタイトルのゲームです。
1830は1986年に発売されたゲームで、プレイ人数は2~7人、プレイ時間は180~360分、対象年齢は14歳以上です。
株の売買と会社の運営を繰り返し、誰かが破産する、または銀行のお金が尽きるとゲーム終了です。
会社のお金とプレイヤーのお金が別というのが大きな特徴です。
線路を敷いたり、新たな列車を購入するためには、会社がお金を持っていなければなりません。時代が変わると、旧式の列車が使えなくなり、新しい列車を購入しなければならないのですが、そのときに会社のお金が足りない場合、プレイヤーのお金を使います。
プレイヤーのお金が足りなければ株式を売却します。それでも足りない場合は、破産してしまいます。
鉄道ゲームの代表作ともいえる作品ですが、遊ぶためのハードルは高いです。万人に勧められるゲームではありませんが、ハマる人はとことんハマると思います。