マンダラは2人用のカードゲームです。お互いにカードを置いていき、曼荼羅(マンダラ)に6色がそろうと交互にカードを獲得していきます。ゲーム終了時により多くの点数を集めたプレイヤーの勝利です。
マンダラ(MANDALA)について

カードは6色18枚ずつの合計108枚です。カードには文字や数字などは書かれていません。色と判別するためのアイコンだけが描かれています。その他に、アクション早見表カードが2枚ついています。プレイマットは布製です。
プレイマットには2つのマンダラが書かれています。
各マンダラには「自分の場」「山」「相手の場」の3つのエリアがあります。さらにそれぞれのプレイヤー側に1~6までの「川」と裏向きでカードを重ねていく「器」があります。
カードをシャッフルして、それぞれのマンダラの山に2枚ずつカードを置きます。その後、各プレイヤーに手札として6枚ずつ配り、裏向きで器の中に2枚ずつカードを配ります。自分の器のカードはいつでも確認可能です。
手番では3つのアクションのうち、いずれか1つを行います。
これを終了条件を満たすまで繰り返していきます。
アクションの種類
A. 山の積み上げ+カードを引く
手札からカードを1枚選び、どちらかの山に表向きで置きます。
その後、デッキから3枚までカードを引きます。手札上限は8枚のため、それを越えるように引くことはできません。
最後にマンダラが完成しているかチェックします。マンダラが完成(6色のカードがそろっている)したならば後述の処理を行います。
B. 場の増強
手札から1色のカードを1枚以上選び、自分の場に表向きで置きます。
場の増強ではカードを引きません。
その後、マンダラが完成しているかチェックします。
それぞれのマンダラには同じ色のカードは同じエリアにしか置けません。たとえば、自分の場に黄色がある場合、そこに追加して置くことはできますが、山に置いたり、相手が自分の場に置くことはできません。
C. 捨て札+引き直し
手札から1色のカードを1枚以上選び、表向きで捨てます。その後、捨てた枚数のカードを引きます。
マンダラの完成
いずれかのマンダラに6色のカードが置かれた場合、マンダラが完成します。
完成したマンダラの場に、より多くのカードを置いているプレイヤーから交互に、山にあるカードを獲得していきます。場のカードが同数の場合、完成させなかった方が先にカードを獲得します。
山にある1色を選び、その色のカードをすべて獲得します。
その色が自分の川にない場合、空いている川のもっとも左に表向きで1枚を置き、残りは裏向きで器に重ねておきます。
すでに川にその色がある場合、すべてを裏向きで器に置きます。
これを山のカードがなくなるまで交互に行います。山のカードがなくなったらば、そのマンダラの場にあるカードはすべて捨てます。
その後、山札から山にカードを2枚補充します。
ゲームの終了
ゲームの終了条件は以下の2つです。
山札が切れた
山札がなくなった場合、捨て札をシャッフルして新たな山札を作ります。その後、次のマンダラが完成するまでゲームを続けます。完成したマンダラのカードを通常通り獲得したらゲーム終了です。
川に6色のカードがそろった
どちらかのプレイヤーの川に6色目のカードがそろったならば、そのマンダラのカードを通常通り獲得してゲーム終了です。
ゲームが終了したならば、器のカードをすべて公開します。
得点になるのは器のカードだけで、川にあるカードは得点になりません。各カードの点数は川に書かれている数字です。そのため1番目に川に置かれたカードは1点で、6番目に置かれたカードは6点です。川に置かれていないカードは得点になりません。
合計点数が多いプレイヤーの勝利です。
同点の場合は、器のカードが少ないプレイヤーの勝利です。
じっくり遊べる2人用カードゲーム

文字や数字、イラストもないめずらしいカードゲームです。
獲得するためのカードは山に置き、獲得の優先権を得るために場にカードを置きます。
山に置く場合は1枚だけで、その後、カードを引きます。
場に置く場合は1色を複数枚置けますが、カードは補充しません。
似たアクションなのですが、処理が異なるため、慣れるまで注意が必要です。
カードの得点が1点~6点まであるため、どの色を何点にするかが重要になってきます。できれば後の方に置きたいですが、もったいぶっていると置けないまま終わってしまう可能性もあるため、お互いの場をよく見ながらゲームを進めなければなりません。
初回はルール説明込みで1プレイ30分ほどでした。
初めルールを読んだ段階ではどんなゲームかイメージできなかったのですが、やってくうちに徐々に分かってきて、カードを置くのが悩ましくなってきました。
6色カードを揃えるのが終了トリガーなのですが、先に揃えたからといってボーナスがあるわけではありません。そのため、まだ勝てていないと思ったら、あえてゲームを引き延ばす必要があります。
今回はとにかく先にそろえようと思って、どんどん集めていったのですが、得点計算をしてみたら高得点のカードが入っておらず、負けてしまいました。
シンプルなルールで、じっくり考えられるゲームです。文字やアイコンを理解する手間もないので初回からでも十分に楽しめます。
2人で遊ぶ機会が多い人は持っていて損がないゲームです。
タイトル | Mandala |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 20分 |
デザイナー | Trevor Benjamin, Brett J. Gilbert |
BGGリンク | Mandala | BGG |
