「イジンデン」はダイソーで販売されているTCG(トレーディングカードゲーム)です。40枚以上のカードでデッキを組み、世界中で活躍していた「イジン」を召喚してバトルを行います。
TCG「イジンデン」製品情報
現在「イジンデン」は3種類のスターターセットと1種類のブースターパックが販売されています。
どれも110円(税込)です。
イジンデン スターターセット
スターターセットは「伝説の武将デッキ」「美と知の革命デッキ」「日本の大天才デッキ」の3種類です。
スターターセットには40枚のデッキと10枚のルールカードが入っています。
イジンデン ブースターパック
全80種類のカードの中からランダムで5枚が入ったブースターパックです。
必ずホログラム仕様(foil)のSR以上のカードが1枚入っています。
レアリティ
- SR(スーパーレア)
- R(レア)
- N(ノーマル)
イジンデン カードの種類
「イジンデン」のカードは大きく分けて4種類です。
イジン
戦場に置いて攻撃するカードです。
MtGでいうところの「召喚酔い」があるため、置いてすぐには攻撃できません。
赤・青・緑の3種類に分かれています。
マホウ
さまざまな効果を発揮する使い切りのカードです。
コストとしてマリョクカードを破壊するものもあります。
ハイケイ
戦場に置かれて持続的に効果を発揮するカードです。
マリョク
魔力ゾーンに置かれるカードです。
カードを使うための条件を満たしたり、持続的に効果を発揮したりします。
イジンデン 遊び方・ルール
「イジンデン」の遊び方について詳しく説明していきます。
ゲームの目的・勝利条件
イジンデンでは、マリョクで召喚したイジンをマホウやハイケイでサポートしながら、対戦相手に直接攻撃することを目指します。
自分のターンのバトルで、アタッカーの攻撃を防がれなければゲームに勝利します。
または、相手のターンが始まるときに相手の山札に1枚もカードがなければ勝利します。
ゲームの準備
デッキをよく混ぜて山札とします。
山札からカードを6枚引いて手札にします。
山札からカードを4枚、裏向きのまま「ガーディアン」として戦場に置きます。
ゲームの進め方
自分のターンでは、4つのフェイズを順番に行います。
- スタートフェイズ
- ドローフェイズ
- メインフェイズ
- エンドフェイズ
1.スタートフェイズ
- マリョク配置権を1にする
- イジン召喚権を1にする
- 寝ている自分の戦場のカードをすべて起こす
2.ドローフェイズ
山札からカードを1枚引いて手札に加えます。
3.メインフェイズ
ゲームの中心となるフェイズです。
手札のカードを使う場合は、次の条件を満たす必要があります。
色条件 | レベル条件 | 魔力コスト条件 | その他 | |
マリョク | – | – | – | マリョク配置権を消費 |
イジン | ○ | ○ | – | イジン召喚権を消費 |
ハイケイ | ○ | ○ | – | – |
マホウ | ○ | ○ | ○ | 「発動できる」を満たす |
- 「色条件」…使いたいカードと同じ色のマリョクが魔力ゾーンに1枚以上置かれている必要がある。
- 「レベル条件」…自分の魔力ゾーンに置かれているマリョクのレベル合計と裏向きで置かれているカードの枚数の合計が、使いたいカードのレベル以上になっている必要がある。
メインステップの間に1回だけバトルができます。
バトルでは「アタックステップ」「ブロックステップ」「バトル解決ステップ」を順番に行います。
アタックステップでは攻撃側が1体以上のイジンを選びます。選んだことがわかるようにカードを寝かせます。
ブロックステップでは防御側が起きているイジンか、起きているガーディアンでブロックをします。複数のブロッカーで1体のアタッカーを指定することもできます。
もし相手に対応するブロッカーがいない場合、攻撃側がゲームに勝利します。
4.エンドフェイズ
もう何も行動しない場合、エンドフェイズに移ることを宣言します。
使わなかったマリョク配置権、イジン配置権は消滅し、その後、相手のターンになります。
より本格的なTCG
DAISOで販売されているTCGは「モンパチ」「蟲神器」がありますが、「イジンデン」はそれらと比べても、よりTCGらりさを増しています。
独特なのがカードのプレイ条件です。
一般的なTCGの場合、マナなどを消費してカードをプレイしますが、イジンデンの場合、条件を満たしてさえいればプレイできます。
魔力ゾーンの中に該当色が1枚でもあれば出せるため、比較的縛りは緩めです。ちなみに任意のカードを裏向きで魔力ゾーンに置くことも可能です。
たとえば、赤6のコストを持つイジンを出す場合、魔力ゾーンに少なくても赤のマリョクカードが1枚、他何かしらの5枚があれば出すことができます。
しかもマリョクのタップなどもないため、そのまま赤5のコストを持つハイケイも出せます。
ただし、基本的にイジンは手番に1枚しか出せないため、マリョクが貯まったからといって一気に大量のイジンを出すことはできません。
相手が「伝説の武将デッキ」(赤)、自分が「知と美の革命デッキ」(青)で遊んでみましたが、マリョクがたまった赤の大型武将に蹂躙されました。
コストの縛りが緩いため、多色デッキも組みやすそうです。
「蟲神器」は20枚デッキのため、展開もスピーディーでしたが、「イジンデン」は40枚デッキのため、序盤が割とゆっくりです。1~2手番目はマリョクを出して終わりということもありました。
MtGでいうところの土地カードもデッキに入れるため、その辺りのバランスもよく考える必要がありそうです。