今回は今話題になっているゲームをいくつか遊ばせてもらいました。
その感想などを。
宝石の煌き
Twitterで多くの人に好評の話題作。
宝石を獲得し、それを用いて、カードを入手。
そのカードには点数やコスト軽減の要素があり、それを使うことで、どんどんコストの高いカードを獲得していきます。
やることも非常にシンプルで、
・3種類の宝石を獲得
・同種の2つの宝石を獲得(4枚以上ストックに残っていれば)
・オールマイティである金を獲得
・コストを支払いカードを獲得
のうち、どれか1つを行います。
他のプレイヤーに対する直接攻撃などもありません。
あえて、言うならば、その人が欲しいと思われるカードを先に取ってしまうということでしょうか。
場には12枚のカード(レベル1、2、3に対して各4枚ずつ)があります。
誰かが獲得すると、山札から1枚がめくられ、場に補給されます。
誰かが15点を獲得すると、そのターンでゲーム終了となります。
ルールはわかりやすく、宝石のコマのデキもいいので、あまりボードゲームの経験がない人にもウケがいいのではないでしょうか。
しかし、今回遊んだ3人の感想としては「うーん、そこまでのものか?」という印象でした。
宝石も個人的にはロンドのものの質感の方が好きです。
悪くはないですし、誰かがやろうと言えば遊びますが、率先してやりたいと思える感じではありませんでした。
もう少し回数をこなせば印象は変わるのでしょうか。
カフェ・メランジェ
有名人が集う喫茶店で、できるだけいい人とお近づきになろうとするゲームです(笑)
他に見ないテーマですね。
登場する有名人は実在の人物らしいです。
ボード上には、いくつかのテーブルと椅子があります。
そこに自分のコマである人物や有名人を配置していきます。
席を決定する要素は「机の形」「机の色」「椅子の色」の3つです。
この3つを出すと、それに当てはまる椅子が1つだけになり、そこに人を配置することになります。
もちろんすでに人が配置されている場所には置くことができません。
かなりパズルチックな内容です。
論理パズルといった感じでしょうか。
気をつけてプレイしないと「あれ? この配置ダメじゃな?」ということが後からでてきます。
この辺の処理は、やはり人力だと見落とすことが多いですね。
点数は配置した際に入るものと、終了時に決算されるものがあり、21人が座ったターンで終了となります。
また、さまざまな効果をもったカードもあります。
パズルが好きな人にウケそうな感じでした。
イスタンブール
こちらも最近よく見かけるタイトルです。
タイル16枚を並べ、ボードを完成させます。
この組み合わせは何パターンか決まっています。
(タイルに並べるときのための数字が書いてあります)
ゲームの目的はルビーを5つ集めることです。
ルビーを得る手段はお金や資材、または特定の条件を満たすことです。
コマの移動方法がちょっと特殊なため、注意が必要です。
ちなみに今回も途中でおかしいことに気がつき、仕切り直しました。
ルビー獲得の方法が数種類あるため、いくつかの戦略が考えられます。
とにかく資材を売ってお金で買ったり、資材を集めてそれで入手したりと、状況に応じて考える必要があります。
ルビー5個という勝利条件で、しかもそれが公開情報なので、誰が勝っているのかということも分かりやすく、その辺の駆け引きも重要になってきます。
これはまた遊んでみたいタイトルです。
メキシカ
ティカルは知っていましたが、このタイトルは初めて見ました。
ティカル、ジャワ、メキシカで「コワい顔三部作」らしいですね。
(参照:Tablegames in the World メキシカ)
ボード上に運河を配置していき、水で囲まれた区切りを作ります。
そのマス数によって、エリアが確定します。その際にポイントが加算されます。
また他のアクションとして、建物を建てることができます。
この建物には高さがあり、エリア内の高さの合計で、得点計算時にポイントが入ります。
ゲームは前半と後半の2つに分かれているため、得点計算が2回あります。
ティカル同様にアクションポイント制です。
一通り最後までやってみたのですが、どうもルールを間違っていたようです。
決算日
デロンシュのカードゲームです。
現場監督、スコップなどのカードを集め、それを使い工事を受注します。
受注する際には競りがあり、安い方が工事を請けることができます。
同値だった場合は、両方が工事を請けますが、価格が安くなってしまいます。
ポイントとなるのは、タイトルにもある通り決算日です。
受注カードの中には決算日のカードが入っています。
これが出たときに、手札の枚数だけお金を支払う必要があります。
工事を受注するためにはカードがたくさん合った方が有利ですが、ありすぎると多くの賃金を支払う必要があるため、その辺のバランスが必要になります。
うまい具合に、決算日にカードを持っていることが少なく、結構な金額をもったままゲームを終わらせることができました。
コズミック・エイデックス
3人専用のトリックテイキング。
最近気に入っているタイトルのひとつ。
初めて全トリック獲得を達成し、勝つことができた。
ちなみに、キャラクターの能力は自分だけが使わなかった(笑)
ブラックストーリーズ
これはまんまポール・スローンのウミガメのスープですね。
このシリーズは4冊とも読んでいるので、馴染みがあります。
「○○が○○した。なぜだろう」
といった、それだけでは謎だらけの一文があります。
それに対し、出題者にイエス、ノーで答えられるような質問を重ねていって、答えを考えます。
ほとんどが奇想天外な答えのため、すんなりとは答えまでたどり着けません。
しかし、うまいことたどり着いたときの喜びは格別です。
場所を取るゲームではないので、飲み会の席などでも活躍しそうですね。
全体の感想など
ごく当たり前のことですが、多くの人が絶賛していても自分に合うとは限りません。
逆にそれほど巷の評判がよくなくても、自分には合うということもあるでしょう。
今回特に印象に残ったのはイスタンブールです。
正確にいうと、プレイしたときは「ふーん。なるほど」といった感じなのですが、時が経つにつれ「あれ? あのゲームいいんじゃないか」という気がしてきています。
これはもしかすると自分でも買うかもしれません。