Yokai Septet(妖怪セプテット)は3~4人用のトリックテイキングゲームです。以前、国内で「七つの紋章、七つの部族」「セブン」として販売されていたものの海外版リメイクです。3人と4人で少しルールが異なるので、今回は4人用ルールを紹介します。
Yokai Septet(妖怪セプテット)について
カードは7スート(7色)あり、各スートごとに数字の幅が違います。たとえば緑はA~7まであり、青は7から13まであります。数字の幅はカードに書かれており、そのカードがその中でどのくらいの位置かというのも書かれています。
7はボス妖怪カードですべてのスートに含まれています。ボス妖怪カードには、得点アイコンが書かれています。
4人で遊ぶ場合は、2対2のチーム戦になります。適当な方法でパートナーを決め、お互いに向かうように座ります。
カードをよくシャッフルし、各プレイヤーに12枚ずつ配ります。あまった1枚は表向きにし、そのラウンドでの切り札を示します。
手札を確認したら、各プレイヤーは3枚を選んで、お互いのパートナーに渡します。
Aのカードを持っているプレイヤーがリードを行います。もし、Aが切り札表示になっていて誰も持っていない場合は青の13を持っているプレイヤーがリードを行います。カードは公開するだけでよく、そのカードからプレイする必要はありません。
以降は、切り札あり、マストフォローのトリックテイキングです。
何トリック獲得したか分かるように、分けておきます。また、ボス妖怪カード(7のカード)を獲得した場合は、表にして自分の前に置いておきます。
ラウンドの終了条件は以下の3つです。
1.どちらかのチームがボス妖怪カードを4枚以上獲得した。
獲得したチームの勝利です。ボス妖怪カードに書かれている★アイコンの数だけ得点を獲得します。ただし、切り札スートのボス妖怪カードは0点です。
2.どちらかのチームが7トリック獲得した。
獲得したチームの負けです。相手チームが勝者となり、全員の手札に残っているボス妖怪カードと獲得したボス妖怪カードをあわせ、そこにある★アイコン分の得点を獲得します。
3.プレイヤーの手札がなくなった。
最後のトリックを獲得したプレイヤーがいるチームの勝利です。獲得したボス妖怪カードの★アイコン分の得点を獲得します。
これを繰り返し、先に7点に達したチームの勝利です。
勝ちすぎると負けてしまうトリテ
トリックに勝ち続けると負けてしまうのが、なかなか変わっていて面白いです。そのため、わざとトリックに負け続けてゲームに勝つという手も狙えます。もちろん、ボス妖怪カードを狙って勝つことも十分に可能です。
勝利条件は1から解決していくため、ボス妖怪カードを4枚獲得してしまえば、7トリック取ってもOKです。その辺の絶妙な調整が頭を悩ませます。
また、最初にパートナーに渡す3枚も考えどころで、相手がどんな意図でもって、そのカードを渡してきたのかを考える必要があります。
オーソドックスな切り札ありマストフォローのトリックテイキングですが、7スートもあり、しかもそれぞれ数字の幅が違うという点が新鮮でした。また、Aは1枚だけあるスーパートランプでどのカードにも勝つことができます。そのAを誰が持っているかが最初に分かるので、それを踏まえたプレイングも重要です。
今回はわたしたちのチームが一気に6点を取り、そのまま勝ちきるかと思ったのですが、徐々に差が縮まり、結局最後に逆転されてしまいました。
チーム戦のトリックテイキングとして、非常に面白いゲームです。3人だと個人戦になるので、どれくらいプレイ感が変わるかも試してみたいところです。