エルドラド:ヒーローと悪魔は、クニツィアによるデッキ構築ゲーム「エルドラド」の拡張セットです。新たな要素として、障害となる呪いや、強力な効果をもつヒーローが加わります。
エルドラド:ヒーローと悪魔について
新たなマスとして、呪いのマスが加わります。呪いマスはカードを消費せずに通ることができますが、入る度に呪いトークンを引かなければなりません。
トークンには、特定のカードを捨てるまでカードが使えなくなる効果や、カードを何枚か捨てさせる効果など、さまざまな悪い効果があります。アクション効果をもたず、デッキを圧迫する悪魔カードを獲得することもあります。
ただ、呪いマスにはワープができるマスもあるので、リスクを背負って距離を詰めることも可能です。
さらに、ヒーローカードが加わります。
ヒーローは指定のマスに入ることで雇うことができます。ヒーローカードの山札から3枚を引き、1枚を獲得します。ヒーローは1枚しか雇うことができませんが、他のカードにはない強力な効果をもっています。ヒーローカードは他のカード同様、デッキに入ります。
他に、旅のお供カードが加わります。
これはさまざまな動物カードで、初期デッキにランダムで加わります。通常の効果はそれほど強くないですが、デッキから廃棄することで1度だけ強力な効果をもたらします。
サプライのカードも増え、マップタイルも増えるので、ゲームの展開がより多彩になります。
経験者向けの拡張
単純に要素が増えるので、エルドラドに慣れた人向けの拡張です。
1枚しかないユニークカードが増えたため、プレイヤーごとのデッキの個性がでやすくなりました。ヒーローの能力もカードによってかなり違うので、どういった方針でプレイするかで選ぶカードが変わってきます。
今回は3人で遊び、わたしだけが初プレイでした。
もとのエルドラドは何度か遊んだことがありますが、まだ洞窟タイルを使ったことがありませんでした。そのため、そこから説明してもらいます。拡張によって、さまざまな要素が増えますが、特に複雑なルールではないので、何度か遊んだことがあれば問題なく加えることができます。
相変わらずコース取りが重要なゲームで、他の人のコマが邪魔で進めないということがよくありました。結局ラストまで、上手いこと進行方向を阻まれ、先に2人にゴールされてしまいました。
コースのバリエーションが増え、デッキの選択肢も増えるので、エルドラドが好きな人にオススメの拡張です。何の呪いを引くかは運次第なので「えー、これかよ!」という盛り上がりもあります。