ペロポネソスは紀元前1,000年ごろのペロポネソス半島を舞台にした1~5人用ゲームです。プレイヤーは文明の1つを担当し、資源、人口、建物、贅沢品を増やして文明を発展させることを目指します。
ペロポネソスについて
各自は個人ボードを受け取ります。お金以外の資源はボードにあるトラックで管理します。
ゲームは全8ラウンドあり、各ラウンドは7つのフェイズに分かれています。
- タイルの公開
- 入札
- 手番順の変更
- 文明へのタイル追加
- 人口の増加と一時収入の獲得
- ラウンドの収入の獲得
- 災害チットの公開
これを全8ラウンド行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
タイルはA、B、Cの3種類に分かれており、それぞれをシャッフルして1つの山にします。BとCには供給アイコンが書かれたタイルが1枚ずつあり、それがめくられると食料を供給しなければなりません。また、すべてのタイルがめくられたゲーム終了時にも食料供給があります。
基本的には競り+拡大再生産+リソース管理といった感じです。
入札によって新たに手に入れたタイルを自分の文明に加え、それにより収入が増えたり、特殊効果が増えたりしていきます。
ペロポネソスは、なかなか過酷なゲームで、人口がよく減ります。食料を供給できれなければ死にますし、災害でも死にます。そのため、ゲーム中は人口の増減が激しいです。
災害はラウンド終了時にチットをめくり、もし同じ種類のチットが3枚めくれるとその災害が起きます。災害ではせっかく集めたタイルが壊されたり、人口が減ったりします。しかも、ゲーム終了時までにすべての災害チットがめくられるので、確実にすべての災害が起きます。
手軽だけど過酷な文明発展系
ルール自体はそれほど難しくありません。
競りで入手したタイルを使い、それをもとに資源を出したり、建物を建てたり、贅沢品を産出したりします。テキスト効果などもなく、アイコンも、だいたいは見てすぐに分かります。
お手軽な文明系ですが、環境は過酷です。せっかく増えた人口が次のラウンドにはいなくなってしまうこともよくあるので、安定して人口を増やすのはなかなか難しいです。
今回は基本ルールだけで4人で遊びましたが、ルール説明からゲーム終了まで2時間ほどでした。やるべきことははっきりしており、タイルのめくり運も大きいので、そこまで悩むようなゲームでもありません。直接攻撃などもないので、他プレイヤーとのからみは競りの部分だけです。
ペロポネソスは拡張がたくさん出ているゲームでもあり、BGGで検索してみるとずらーっと拡張がでてきます。拡張を入れることで、どのくらいプレイ感が変わるのか楽しみです。
基本でも5人まで遊べますが、英雄と植民地の拡張を入れると8人まで遊べます。