「ロールライトレイルロード」は鉄道をテーマにした紙ペンゲームです。ダイスを振ってアクションを選択して、さまざまな鉄道の線路や駅を塗りつぶしていきます。シートは両面仕様になっており2種類のマップで遊ぶことができます。
ロールライトレイルロードについて
各自がシート1枚とペン1本を持ちます。シートはTOKYUとKEIHANの2種類があり、全員が同じ面を使用します。それから人数+1個の六面体ダイスが必要です。
ゲームは全10ラウンドで、各ラウンドは4つのフェイズに分かれています。
ラウンドの流れ
- ロールフェイズ
- アクションフェイズ
- アフタートリップフェイズ
- 得点フェイズ
1.ロールフェイズ
スタートプレイヤーがすべてのダイスを振ります。
その後、スタートプレイヤーから時計回りに1つずつダイスを獲得します。
2.アクションフェイズ
各プレイヤーはダイスの出目に応じたアクションを実行します。
アクションは基本的に「線路を敷設」か「駅の建設」の2種類です。ダイスの目によって、どの鉄道の駅が建設できるかが決まります。
線路の敷設 | 開通済みの路線を1つ選び、線路を1本敷設する。 |
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駅の建設 | アイコンと同じ路線の駅を1つ建設する。 |
駅を建設することで四角いマスが塗りつぶされ、そこに描かれているアクションが実行されます。これにより、さらに線路が敷設できたり、駅が建設できたりします。
お金(ターラー)を獲得していくことで、★が描かれているマスを塗りつぶすと、スターアクションが行えます。スターアクションでは線路を1本敷設するか、好きな駅を1つ建設することができます。(※通常のルールに従って)
3.アフタートリップフェイズ
前のフェイズで誰も選ばなかったダイスの目のアクションを全員が実行します。
4.得点フェイズ
各路線で塗りつぶしている駅から勝利点を獲得します。
勝利点をもたらす駅は各路線の最初の駅からもっとも遠くの駅です。
駅の勝利点を合計して、現在のラウンドの欄に書き込みます。
スタートプレイヤーを左隣のプレイヤーに交代して、次のラウンドを始めます。
ゲームの終了
10ラウンドが終わったらゲーム終了です。
これまでに獲得した勝利点を合計し、さらにゲーム中に獲得したトレインポイント1つにつき15点を追加します。
合計点がもっとも多いプレイヤーの勝利です。
露鉄+フリート:ダイスゲーム
Twitterで見かけて気になっていたのですが、DL版が発売されたため、さっそく購入して遊んでみました。
2人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで45分ほどでした。
線路を延ばすか、駅を塗るかの2択なのですが、とても悩ましいです。
TOKYUの場合、最初は東横鉄道しか延ばせません。ある程度進めていくと徐々に他の鉄道が開通していきます。
そのため、東横鉄道をどんどん延ばしていきたいところなのですが、この鉄道自体は得点を持っていないため、どこかで切り替えていく必要があります。
後半に開通する駅ほど得点効率がいいため、ロシアンレイルロードのようにどんどん得点がインフレしていきます。前半の得点は1桁で、後半は3桁というものすごい上がり方をしていきます。
ダイスの選び方やスターアクションなどはフリート:ダイスゲームを遊んだことがある人なら馴染みやすいと思います。
ルール量はフリート:ダイスゲームよりも、ぎゅっとまとまっていますが、後半になるとどんどん塗れる気持ちよさは、しっかり楽しむことができます。
終盤は連鎖的にできることが増えるため、「あれ?これやったっけ?」と、メモなしでは把握しきれなくなってしまうほどです。
一応、ルール的には2人~4人となっていますが、1人でも問題なく遊ぶことができます。1人でコツコツ、スコアアタックに挑むのも面白いかもしれませんね。
ダイスとペンさえあれば遊べるので、気になった方はぜひ入手してみてください。