Fleet the Dice Game(フリート:ザ・ダイスゲーム)は、カードゲーム「フリート」の紙ペン版です。さまざまなライセンスを取得し、漁船を増やして、たくさんの魚を捕ることを目指します。
Fleet the Dice Game(フリート:ザ・ダイスゲーム)について
各プレイヤーはシートを受け取ります。シートは2枚構成です。それに書き込むためのペンが1人1本必要です。
ダイスはボートダイスとタウンダイスの2種類です。ダイスはそれぞれ人数+1個を使用します。
まず全員がボートダイスを1個振り、初期の漁船を何にするか決めます。漁船は、エビ、タラ、ロブスター、メカジキ、オイスターの5種類です。その後、対応するマスを塗りつぶし、ライセンスと漁船を獲得します。
ゲームは全10ラウンドです。各ラウンドは4つのフェイズで構成されます。
ラウンドの流れ
1.ボートフェイズ
ボートダイスをすべて振り、スタートプレイヤーから1つずつ時計回りに取っていきます。その後、残った1つの目を全員が獲得します。
2.収入フェイズ
収入を得ます。
3.フィッシングフェイズ(偶数ラウンドのみ)
所有する各漁船に1つずつ魚を獲得します。
4.タウンフェイズ
タウンダイスをすべて振り、スタートプレイヤーから1つずつ時計回りに取っていきます。その後、残った1つの目を全員が獲得します。
ゲームの終了
全10ラウンドが終わるとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
実際のゲームの流れ
シートは左側がボートフェイズで使い、右側がタウンフェイズで使うようになっています。
ボートフェイズでは、さまざまな能力を持つライセンスを取得しつつ、漁船を増やしていきます。獲得した魚は1つ1点なので、船を増やせば増やすほど、フィッシングフェイズで得られる得点が増えていきます。
タウンフェイズでは、さまざまな建物の効果を解放していきます。追加で魚が捕れる船や、ゲーム終了時得点がもらえる船を獲得したり、ダイスの振り直しや、好きな目として使える能力を取得していきます。
シート右下は獲得したお金を書き込むようになっています。お金は何かに使うわけではなく、一定額を獲得するたびに、スターアクションが行えるようになります。
スターアクションは、ボートフェイズのマスでもタウンフェイズのマスでも、好きなところにチェックを入れることができます。
自由度が高い紙ペンゲーム
言語依存はそれなりにありますが、アイコンでだいたい分かるため、そこまで難しくはありません。ただ、日本語化されていた方がスムーズに遊べそうです。
紙ペンゲームは一時期ブームだったこともあり、いろいろ遊んできましたが、これは中でもかなり面白かったです。
さまざまな能力を解放していくのがワクワクしますし、スターアクションのおかげで自分の好きなところを強化できるのが魅力です。
基本の流れはダイスドラフトなので、選択肢は狭いのですが、スターアクションは自分の好きなところを選べるため、一気に自由度が高まります。特殊効果のコンボを考えつつ、どんどん拡大再生産していくのが単純に気持ちが良いです。
また、基本ルールではダイスを振って初期の魚を決めるのですが、拡張ルールだとカードによって各自が特殊効果を持ちつつ、異なる魚で始めることができます。ゲーム慣れしている人には、こちらの方がオススメです。
Dicey Water Expansionの拡張セットが入ると、さらに特別な建物が増えて、さまざまな効果が追加されるため、ゲームに新しいアクセントを加えることができます。
拡大再生産が好きな人、紙ペンゲームが好きな人にオススメです。
タイトル | Fleet: The Dice Game |
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発行年 | 2018年 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
デザイナー | Ben Pinchback, Matt Riddle |