この日はトリックテイキングから紙ペンまで、初プレイのものを3つ遊びました。中でもまったく事前情報がなかったフリート:ザ・ダイスゲームがかなり印象に残りました。
BON(ボーストオアナッシング)
3~5人用のトリックテイキングゲームです。
3スート1~11のマストフォローですが、スートの強さが1トリックごとに変わるのが特徴です。3つのディスクを重ねてスートの強弱を示すのですが、トリックに勝ったスートが1番下(もっとも弱い)になります。
マストフォローですが、リードスート以外でもスートが強ければ勝つことができます。ただし、同じスートをたくさん持っていたとしても強さがコロコロ変わってしまうため、先が見通しづらくなっています。
4人で遊ぶ場合、手札7枚で2トリックだけ取ることを目指します。2トリックが達成できると1点、0トリックだと2点です。
実際にやってみると0トリックの方が達成しやすいため、3ラウンドであっさりゲームが終わりました。4人だと2人以上がトリックを取りにいくと、残りの人は0トリックを達成しやすいです。今回も2人が同時に0トリックということがありました。
バランスを考えると3人がベストのような感じがします。
スプレンダー・マーベル
宝石の煌きのカードがすべてMARVELキャラクターになったゲームです。
テーマも6つのインフィニティ・ストーンを集めるというものに変わっています。
ルールは、ほぼ宝石の煌きで、多少いくつかの要素が追加されたくらいです。
そこまで宝石の煌きをやりこんだわけではないので実感はあまりないのですが、カードコストのバランスもよくなっているそうです。
安定の面白さなので、MARVELが好きな人はもちろん、手軽にじっくり遊べるゲームが欲しいという人にもオススメです。
ちなみにわたしは登場するキャラクターの半分も分かりませんでした。
Fleet:The Dice Game
Fleetのロール&ライト版です。ダイスドラフトでダイスを獲得して、その目に応じてシートに書き込んでいきます。Fleetが未プレイなので、再現度がどのくらいあるのかは分かりません。
漁船を増やして、エビやタラ、ロブスター、メカジキといった魚を捕っていきます。
各魚の項目をチェックしていくと、漁船の数が増えたり、ラインセンスという特殊効果が使えるようになります。他に建物をチェックしていくと、こちらでもさまざまな能力が手に入ります。
チェック欄がやたらとありますが、全10ラウンドしかありません。
1ラウンドに得られるダイスは4つです。(自分で選ぶのが2つ、共有するのが2つ)
では、どうやって埋めていくのかというと、スターアクションを使います。
シート右下には獲得したお金をチェックしていくのですが、ところどころマスが星形になっています。ここにチェックを入れるとスターアクションが行えます。
スターアクションでは、好きなところにチェックを入れることができます。
そのため、スターアクションのおかげで好きなところを好きな順番で埋めていくことができます。
これがシンプルに楽しいです。
最初はできることが少ないのですが、チェックが増えていくことでやれることが増えていき、拡大再生産になっていきます。また「最初はこっちを解放して、次はこっち……。いや、その前にこれがあった方がいいか」と考えるのがワクワクします。
正直、まったくのノーマークだったのですが、かなり面白かったです。
一緒に遊んでいた面々からも「ルールを聞いただけで、もう面白い」と好評でした。
あまり遊ばれているイメージはありませんが、スルーするのはもったいない出来だと思います。