ボードゲーム

[ボードゲーム] ディスコルディア 紹介

Discordia
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「ディコルディア」は都市を発展させて、住民コマを減らすことを目指す1~4人用のゲームです。ラウンドの終わりにどんどんコマが増えるため、それを使い切れるように都市を開発していきます。

ディスコルディアについて

ボードゲームのディスコルディア

各プレイヤーは個人ボードを受け取ります。個人ボードにはタイルやコマを置くスペースやもらえるボーナスなどが描かれています。

右半分は青・赤・白・黄の4色のタイルが置けるようになっており、同色のタイルにコマを置いていくことになります。

ゲームボードにはダイスを置くスペースと行えるアクションがあります。

アクションはタイルによって決まるため、どの目が何のアクションになるかはゲームごとに変わります。タイルごとに2~3種類のアクションが描かれています。

さらにその下にタイルを置きます。タイルは4色あり、ダイスの目と置けるコマの数が描かれています。中には取得した際にボーナスがもらえるタイルもあります。

ゲームは4年で各年は5つの季節に分かれています。そのため、最大で全20ラウンド行うことになります。

ゲームの流れ

スタートプレイヤーがダイス3つ(赤・青・黄)を振り、対応するスペースに置きます。

スタートプレイヤーは、その中から1つのダイスを選び、アクションを実行します。他のプレイヤーは残った2つのうちどちらかのダイスを選び、アクションを実行します。

スタートプレイヤーはダイスを取りますが、他のプレイヤーは取りません。そのため、スタートプレイヤーは3択、他プレイヤーは2択から選びます。

手番ではタイルに描かれたアクションを実行するか、その下にある都市タイルを1枚獲得します。

アクションには労働者の配置、発展、星の獲得などがあります。

サブアクションとして、選んだダイスの目が自分の都市タイルと一致していると、そのタイルにワーカーを置くことができます。白いタイルはダイスの色に関わらず、目が一致していれば置けます。

ボード上の船と同じ位置のダイスを選ぶと、そこに描かれたボーナスを得ることができます。

年末イベント

季節の終わりにはゲルマン民族が襲撃してきます。

都市の兵力とゲルマン民族の兵力を比較し、以上ならばタイルに描かれたボーナスを得ます。未満ならば、タイルに描かれた存在を受けます。

その後、ボード上で労働者が置かれていないマスを数え、その数だけコマを引きます。もしマイナスになっている場合は、袋にコマを戻すことができます。

ゲームの終了

もしゲーム中にすべてのコマがなくなったプレイヤーがいれば、その瞬間にそのプレイヤーの勝利でゲーム終了です。

そうでない場合は、4年目が終了したときに、配置していないコマがもっとも少ないプレイヤーの勝利です。

労働者を使い切れば勝ち

ボドゲのディスコルディア

一般的なボードゲームだと、ワーカーが増えるのはうれしいことですが、ディスコルディアの場合、増えることで勝利から遠のいてしまいます。

今回は2人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで80分ほどでした。

テキスト効果などはなく、言語依存はありません。ただ、アイコンの種類が結構あるので、最初の説明には時間がかかりそうです。

なかなか変わったプレイ感のゲームで、開始時には15個だったワーカーが3年目終了時には30個になっていて「??」となりました。

ワーカーを減らすには置く場所を増やす必要があります。しかし、年の終わりに空きマス分だけ新しいワーカーが増えるため、下手にタイルを増やすと、ただただワーカーが増えてしまいます。

これはよくない流れだなとわかっていつつも、ワーカーは増える一方で、結局最後まで増え続けました。

サブアクションの特別配置を上手く使えば、アクション以外でもワーカーが置けるので、一気に減りそうな感じがします。

また、色を無視する効果などもあるため、そういったのを利用しながらどんどん置いていかないと、一方的に増えるだけになってしまう印象でした。

ゲーム中は非公開情報がないため、誰がどの目を狙っているのかもわかります。たとえば、3の目でタイルをたくさん置ける人がいる場合、スタートプレイヤーが3のダイスをカットすることもできます。

このように、自分の都市を発展させていくことが基本ですが、ダイスやタイルの選び方にインタラクションがあります。「あの人は2を集めているから、こっちは5を集めよう」といった棲み分けも重要になってきます。

いろいろな要素が詰まりつつも、コンパクトにまとまっています。プレイ時間も1時間から1時間半ほどと中量級としてもちょうどいいです。

ただ、個人ボードが二層式のレイヤーなのですが、ペライチの紙に厚みのあるボードが貼ってある変わった形状なので、耐久性や折れが気になるところです。

タイトル Discordia
発行年 2022年
プレイ人数 1~4人
プレイ時間 60~90分
デザイナー Bernd Eisenstein
BGGリンク Discordia | BGG
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。