シャドウレイダーズは4~8人用の正体隠匿要素があるゲームです。プレイヤーはシャドウ、レイダー、シチズンの3つの勢力に分かれ、それぞれの目的達成を目指します。2005年にゲームリパブリックから発売された人気ゲーム、シャドウハンターズのリメイクです。
シャドウレイダーズについて
エリアボードとダメージボードを用意し、白のカード、黒のカード、推理カードの3つの山札を作ります。
キャラクターカードをシチズン、シャドウ、レイダーの3つに分け、プレイ人数に応じた枚数を裏向きのまま選びます。たとえば、6人で遊ぶ場合、それぞれから2枚ずつキャラクターカードを取ります。このとき中身は確認しません。それをまとめてシャッフルして、各プレイヤーに1枚ずつ渡します。
手番には3つのフェイズがあります。
1.移動(必須)
4面体と6面体のダイスを振り、その合計値のエリアにコマを移動させます。
2.エリアアクション(任意)
エリアに書いてある指示に従います。カードを引いたり、他のプレイヤーにダメージを与えたり、装備を盗んだりします。
3.攻撃(任意)
今いるエリアか左隣のエリアにいるプレイヤーに攻撃します。攻撃は4面体と6面体のダイスを振り、その差分がダメージになります。
プレイヤーの体力はキャラクターによって異なります。それぞれがどのくらいの体力なのかはダメージボードに書かれています。
もし体力がなくなってしまった場合は、正体を公開し、ゲームから抜けます。
これをいずれかのプレイヤーが勝利条件を満たすまで繰り返します。レイダーやシャドウは同じ陣営なので、たとえ死亡してゲームから抜けていても味方が勝利条件を満たせば一緒に勝利します。
ダイスに翻弄される正体隠匿
正体隠匿要素はありますが、キャラクターの特殊能力はカードを公開することによって発動するものがほとんどなので「バレたら終わり」というタイプのゲームではありません。むしろ積極的に正体を明かして攻撃した方がいい場合も多いです。
推理カードを使うことで、割とすぐに陣営がわかってくるので、あとは協力して敵を排除するのがメインになります。推理カードには「あなたがシャドウならば1ダメージ受ける」といった内容が書いており、その反応によって情報が絞れるようになっています。
今回は5人で遊んでみました。
移動も攻撃もダイスなので、なかなか運要素は高いです。「あの人を倒そう!」と思っていても移動先はダイス次第なので、ままなりません。
基本的にはシャドウはレイダーの全滅を、レイダーはシャドウの全滅を目指すのですが、シチズンは各自目的が異なります。5人で遊ぶとシチズンは1人なので、キャラクターによっては勝つのはかなり難しそうです。
3回連続で遊んでみたのですが、バランスを考えるともっと人数が多い方がよさそうですね。ただ、5人でも十分楽しめました。
1プレイもそれほど時間がかからないので、繰り返し遊びやすいゲームです。