エヴォリューションは最強の動物種を創り、繁栄させることを目指す2~6人用のゲームです。既存の動物種のサイズを大きくしたり、個体数を増やしたり、さまざまな特徴をつけることでたくさんの餌を獲得していきます。他の動物種に捕食されることもあるため、身を守る方法をよく考えて生存競争を勝ち抜きます。
エヴォリューションについて
終了条件を満たすまでラウンドを繰り返します。
各ラウンドは4つのフェイズに分かれています。
ラウンドの流れ
1.カードを引く
3枚+自分の持っている動物種ボードの数だけカードを引きます。カードは上に名前、下に効果、右下に水場に加える餌の数が書かれています。
また、カードの種類ごとに背景の色が異なります。
2.餌の選択
手札から1枚を裏向きで水場タイルの上に置きます。
3.アクション
スタートプレイヤーから順番にアクションを行います。
以下のアクションを好きなだけ行います。
特徴カードのプレイ
カードの効果を適応させたい動物種ボードの上に裏向きでカードをプレイします。カードは動物種につき3枚まで置くことができ、同じカードは置けません。
新たな動物種の創造
カードを1枚捨てて、新たな動物種ボードを受け取ります。
個体数・サイズの増加
カードを1枚捨てて、個体数、またはサイズを1増加させます。
全員がアクションを行ったら、同時に特徴カードを表にします。
餌の獲得
水場タイルに置いていたカードを表にして、右下の数字の合計分だけ植物食料トークンを置きます。
スタートプレイヤーから順番に、動物種1つに対して餌を与えていきます。
その際、「捕食」の特徴がある動物種は他の動物種を食べることができます。ただし、襲う対象よりもサイズが大きくなければいけません。襲われた側は個体数が1減ります。それにより、個体数が0になってしまうと絶滅してしまい、ボードをストックに返します。
1つずつ餌を取っていき、すべての動物が満たされたらフェイズ終了です。
ゲームの終了
特徴カードの山札がなくなったら、そのラウンドを最後まで行い、ゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
進化していく動物たち
得点になるのは餌トークン、動物の個体数、場に残った特徴カードです。そのため、いかにたくさんの餌を取るかというのが基本です。
最初、すべての動物種は水場にある植物食料しか取ることができないのですが、「捕食」の特徴がつくことで他の動物種を襲えるようになります。もちろん、襲われる方もさまざまな特徴をつけることで自分の身を守ろうとします。
たとえば「登攀(とうはん)」の特徴がつくと、「登攀」の特徴を持つ種にしか襲われなくなります。
そのため、守る方はさまざまな特徴をつけて襲われにくく、捕食する方はさまざまな特徴をつけて襲いやすくしていきます。
ただし、注意しなければならないのが捕食できる場合は、必ず捕食するという点です。もし、襲える対象が自分の動物種しかいなければ、それを襲わなければなりません。
動物種を増やせば引けるカード枚数が増え、サイズが大きくなれば襲われにくく・襲いやすくなり、個体数が増えれば取れる餌の数が増えます。特徴をつければ、さまざまな特殊効果を身につけることができます。
こういったさまざまな選択肢の中から、どれを選んでいくかが悩ましいゲームです。
今回は4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで80分ほどでした。
特徴カードはすべてテキスト効果のため、言語依存はそれなりにあります。ただ、種類はそこまで多くなく、全効果が書かれたリファレンスがついています。(17種類129枚)相手の効果を無効化するようなカードもあるので、TCG的な駆け引きが好きな人にオススメです。
タイトル | Evolution |
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発行年 | 2014年 |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 60分 |
デザイナー | Dominic Crapuchettes, Dmitry Knorre, Sergey Machin |