Twitter上でコメントをもらったこともあり、今回はフリットのデッキ構築について考えていきます。
ちなみに、現在までに公開しているデッキは、キンドとアクアです。
デッキ構築 フリット
フリットの特徴は大きく分けると、2つあります。
ひとつが回収アイコンです。
手番開始フェイズに自分のアクティブな回収アイコンのあるカードを何枚でも手札に戻すことができる。
多くのフリットのキャラクターにはこの回収アイコンがついているため、ヒットアンドアウェイのような感じで同じキャラクターを何度もプレイすることができます。
もうひとつがペアアイコンです。
フリットのブースターにはペアアイコンがついており、文字もすべて「発射」で統一されているため、2枚を1枚として出すことができます。
もしプレイヤーが2枚のペアアイコンのあるカードを持っており、それらのカード名の下線部の単語が同じならば、プレイヤーは両方のカードをプレイできる。
この2つをいかにうまく使いこなすかが、フリットデッキのポイントとなります。
また、キャラクターには効果を無視するようなものがいくつかあります。
「野心の鷹ハンク」(炎0 大地0 フリットと保護以外の相手のキャラクターを無視)
「フリッターフラッター」(炎2 大地2 回収 相手のサポートカードを無視)
「トリリリング」(炎2 大地2 回収 相手のブースターカードを無視)
「ティタートゥイート」(炎2 大地2 回収 フリットと保護以外の相手の特殊能力テキストを無視)
このうち3つは回収アイコンがついているため、相手のデッキにとっては非常にいやらしい存在になります。
たとえば、相手がサポートを重視している場合はフリッターフラッター、
ブースターを重視している場合はトリリリング、
といったように使い分けることで有効活用することができます。
逆に、相手がまったくサポートやブースターを使ってこない場合は、手札を圧迫しないためにも回収するのは控えるべきです。
何でもかんでも回収していると、手札がうまく循環せず、決め手に欠けたままやられることが多いです。
フリット デッキ
フリットのデッキを構築する上で、まず考えておきたいのが決定力の弱さです。
最も高い攻撃値でも4のため、なかなか相手を撤退させるような値にまで持っていきづらいです。
そのため、分かりやすい考えとして、攻撃値の高いキャラクターを入れるというやり方があります。
そこで今回は、
ヴァルカの「放火のフラッシュ」(炎6 大地3)
テラの「岩を制するルームバン」(炎3 大地6)
を投入しました。
単純に攻撃値が高いものならば、
ヴァルカの「眩いフレームブレス」(炎7 大地0)
テラの「山を揺さぶるメガリット」(炎0 大地7)
なども考えられます。
しかし数字のバランスと、月の数を考え、今回は先に挙げた2枚を採用しました。
(ちなみに先の2枚は月2、後の2枚は月3です)
これにより、特殊なサポートやリーダーシップなどがなくても、
「放火のフラッシュ」+「火山弾発射」+「幻惑照明弾発射」
で、炎12となります。
同様に、
「岩を制するルームバン」+「火山弾発射」+「沸騰油発射」
で、大地12です。
あらかじめフリットデッキに入っている
テラの「巨人の籠手」(キャラクターカード1枚の攻撃値が2倍)
は、先にも述べたようにフリットの攻撃値が最大でも4しかないことを考えると、8までしか上がらないため、決定力に欠けます。
また、「巨人の籠手」にはペアアイコンがないことも考えると、抜いておいた方がいいでしょう。
「巨人の籠手」「火山の籠手」は、もともとの攻撃値が高いヴァルカ、テラなどに適しています。
またはミミックスのペアアイコンがついている、
「時間の守護者」(炎6 大地4)
「空間の守護者」(炎4 大地6)
と組み合わせること、
炎6×2+4で、炎16まで出すことが可能です。(大地も同様です)
16という攻撃値はなかなか出せるものではないので、ミミックスデッキを構築する際にはぜひ候補に挙げておきましょう。
フリット以外に何を入れるか
「放火のフラッシュ」「岩を制するルームバン」の2つで月の値が4です。
あと6をどうするかというのは戦略によっても、だいぶ変わってきます。
ブースターをさらに活かす方針も考えられるでしょう。
そこで、
ピラーの「ガルパス・パーマネンタス」(炎2 大地2 追加で1枚ブースターカードをプレイできる)
を入れてみました。
ペアアイコンは2枚で1枚という扱いになっているため、「ガルパス・パーマネンタス」ならば、4枚まで出すことが可能です。
もちろん手札が6枚であることを考えると、その可能性は極めて低いですが、3枚出せるだけでもかなり有効活用できるはずです。
それから残りは相手の攻撃をいかに抑えるかについて考えました。
単純に強力なのが、
ホークスのサポート、「頭脳流出」(相手は手番に1枚までしかカードをプレイできない)
です。
これが効いている状態で、ブースター込みでの攻撃値が8以上ならば、相手はまず対応することができません。
また、相手のサポートを無効化するために、
フリットのリーダーシップ「選ばれし空」(相手と自分のアクティブな保護されていないサポートをすべて捨てる)
も入れておきます。
もともとフリットにはサポートが入っていないため、自分にとってはほぼデメリットがないカードです。
ちなみにこの「選ばれし空」は双方に効果があるためか、月の値が0です。
サポートを重視しないデッキに積極的に投入を考えていいカードです。
さらにだめ押しとして
テラのサポート「泥濘地帯」(相手は攻撃値5以上のキャラクターをプレイできない)
も入れておきます。
フリットらしくサポートカード一切抜きということも考えたのですが、
テラのキャラクター「カブ・カット」(炎2 大地1 相手はサポートカードをプレイしなければ撤退しなければならない)
というのもあるので、気休め程度に何枚か入れてあります。
というわけで、組んだデッキが以下です。(クリックすると画像が大きくなります)
月の数は、
「放火のフラッシュ」2
「岩を制するルームバン」2
「ガルパス・パーマネンタス」1
「頭脳流出」4
「泥濘地帯」1
で、合計10です。
戦い方としては、ブースターが揃うまでは回収や無視で耐えつつ、揃ったら一気に高い攻撃値を出すイメージです。