ベガスは2~5人用のダイスを使ったゲームです。プレイヤーは勝負師としてラスベガスを訪れ、より多くのお金を獲得することを目指します。
ベガスについて
ベガスでは各プレイヤーが8つのダイスを振ります。その中から選んだ1つの目すべてのダイスを、場にある対応するカジノに置きます。たとえば、3の目を選ぶとして、8つの中に3の目が4つあれば、そのすべてを置きます。一部だけ置くことはできません。
カジノにはラウンド開始時にお金が置かれています。全員がダイスを置き終わったら、それぞれのカジノで各プレイヤーのダイスの数を数えます。もっとも多くのダイスを置いた人から順番にカジノに置かれたお金1枚を受け取ります。
ベガスの最大のキモはバッティングです。
もし置かれたダイスの数が他のプレイヤーと同数の場合は、2人ともが無効となりお金を受け取ることができません。お金を取る権利はそのまま次に多くダイスを置いていたプレイヤーに移ります。
これを4ラウンド繰り返し、もっとも多くの所持金を持っているプレイヤーの勝利です。
高めをねらうか、安定した低めか
各カジノにはお金が置かれているのですが、それぞれ金額が異なります。そのため、高額をねらっていくのか、誰も狙わなそうな低めをねらっていくのか、タイプが分かれます。
高額をねらっていくと、当然他のプレイヤーもダイスを置いてくるので、それにより共倒れになってしまう可能性が高まります。1度競り合い出すと後には引けない感じがギャンブルの雰囲気をよく表しています。
ねらおうと思っていても、その目がでない限りは張り合うこともできないので、この辺りのままならなさが面白いです。逆に張り合いたくなくても、その目が出てしまい、結果バッティングしてしまうこともよくあります。
手番ですることは1つの目を選ぶだけ。
もっともお金が多い人が勝ち。
このように、やることもシンプルで勝利条件も分かりやすいので、あまりボードゲームを遊んだことがない人でも無理なく遊ぶことができます。いろいろな人と遊んでみましたが、どの回でも盛り上がりました。
時間もそれほどかからないので、導入や調整にもちょうどいいですね。