スタンプスはクニツィアの競りゲーム、モダンアートのリメイクです。モダンアートでは絵画を競りましたが、スタンプスでは切手を競り合います。
Stamps(スタンプス)について
スタンプスではオークションを繰り返し、価値の高い切手を競り落とし、所持金を増やすことが目的です。
オークションの方法は5種類あります。
自由オークション
手番関係なしで自由に値段を言っていき、もっとも高い値段を言った人が落札者になります。
1周オークション
全員が1回ずつ競り値を言っていき、もっとも高い値段を言った人が落札者になります。
にぎりオークション
全員がチップを手に握り込み、同時に公開し、もっとも大きい金額を握りこんでいた人が落札者になります。
きめうちオークション
オークショニアが売値を決め、左隣から順番にその値段で買うかどうかを聞いていきます。買うと言った人が落札者になります。
ダブルオークション
他の切手と2枚セットで出品するか、1枚を選びもう1枚を誰かに出してもらいオークションを行います。オークション方法は2枚目の切手に書かれた上記の方法のいずれかです。
1シーズンのオークションは5枚目の切手が出されたタイミングで終了します。その切手は誰も落札しません。シーズンが終わったら、ラウンドに応じて切手の補給があります。
切手の売値はそのカテゴリーの切手が何枚出品されたかによります。場合によっては売値がつかないこともあり、その場合はせっかく競り落とした切手をそのまま捨てることになります。
これを第4シーズンまで行い、最後に切手を売り、もっとも所持金が多い人の勝利です。
かわいらしいコンポーネント
まず目を引くのが箱です。まるでお菓子が入っているような細長い箱になっており、一般的なボードゲームの箱のイメージとはまるで違います。さらにお金を含めたすべてのタイルは切手サイズになっており、箱にピッタリと収まります。
多くの競りゲームに共通することですが、最初はなかなか相場がつかめません。1ゲームが終わってみて初めて「あー、あれは高く買いすぎた」「あの値段ならあれを買っておくべきだった」というのが分かります。
また、売値がかなり自由に動くので、遊ぶメンバーによって終了時の所持金が結構違います。
かわいらしい見た目ですが、やることはモダンアートと同じなので、ボードゲームにあまり慣れていない人だと、値段のつけ方が難しいかもしれません。