最近の定番となっているグランド・オーストリア・ホテルとSCYTHE(サイズ)を遊びました。グランド・オーストリア・ホテルは3人、サイズは4人でのプレイです。
グランド・オーストリア・ホテル
自分以外は初プレイなので、最初から説明していきました。どちらもボードゲームには慣れているので、ルールの理解はスムーズです。ただ、スタッフのアイコンにはなかなか手を焼いていたようです。
今回のスタッフカードは初期セットではなく、ランダムで6枚を配りました。さすがにドラフトはなしです。ボードは全員が共通の面を使用しました。
ダイスの偏りはもはや恒例といった感じで、あるラウンドでは部屋を5つ建てられたり、あるラウンドではまったく建てられなかったりと、ダイス目に翻弄されます。
今回は資源に苦しまされることはなかったのですが、上手いことボーナスを持ったスタッフカードを引くことができません。方針で1位2位を取り、皇帝の恩恵もすべて受け、開けた部屋はすべて埋めたのですが、客の巡り合わせが悪く、資源が10個近く余ってしまいました。もし、これが上手いこと顧客に提供できていたらもっと点数が伸びていましたね。
自分は手番以外でもいろいろ考えているので、それほどダウンタイムは気にならないのですが、一緒に遊んだ方はダウンタイムの長さをかなり気にしていました。特に1手番目と6手番目だと、かなり間が空くので、その辺は気になる方も多いかもしれません。
SCYTHE(サイズ)
こちらも自分以外は全員が初プレイです。
ボードは両方ともランダムで配りました。
わたしは前回に続き、またしてもザクセンとなりました。他はロスヴィエト、ポラニア、クリミアです。
改めてザクセンのプレイングは難しいなと感じました。目的で2つ、戦闘でいくらでも星を取ることができるザクセンですが、そもそも目的の難易度が高いとどちらも達成できません。今回は1つはいけるかなと思ったのですが、もう1つはどう考えても厳しく、こうなってはザクセンの強みが活かせません。
さらに戦闘に関しても、よほど軍事力に余裕がないと、それほど連戦できるものではありません。今回はクリミアが戦闘カードを引きまくっており、4のカードを資源として捨てている有様だったので、迂闊に攻め入ることができません。
こうなってしまうと、もはや普通に星を取っていくしかなく、それだったら別の国の方がいいなぁと思ってしまいます。
クリミアはプレイヤーマットとの相性もよく、民心が最大値、軍事力が最大値を達成し、しかも戦闘カードも4以上を何枚も持っているという感じで、手がつけられない状態でした。もっと早めに他3人で共闘態勢を整えればよかったのですが、さすがにこんなことになるとは予想できず、気づいたときには時すでに遅しでした。
SCYTHE4人戦。90対58対33対32で2位。 #boardgamejp
gokurakutenさん(@gokurakuten)が投稿した写真 –
何度かプレイして思うのは、目的カードの難易度の差です。
これは普通にプレイしていても達成できそう、というものもあれば、よほど意識して不利な状況にしないと達成不可というものがあります。そのために2枚のうち、どちらか1つを達成すればいいというルールになっているのですが、ゲーム中に変更することもできないので、引いて確認した瞬間に「あー、はい。今回どっちも無理」となります。
ボード上に目的カードを置く場所があることを考えると、この辺りは拡張で改善されるのでしょうか。何らかのタイミングでカードが引けるようになれば、だいぶそれが緩和されると思います。
Twitter上ではすでに拡張の国に関する情報も見かけたので、発売されることは間違いなさそうですね。これである程度展開の幅が広がれば、さらにリプレイ欲が高まりそうです。
シュレディンガー勇者
最近の軽めのゲームではもっとも面白いと感じているゲームです。
自分の正体が分からない、いわゆる正体隠匿系のゲームなのですが、時間もそれほどかからず、何度でも繰り返し遊びたくなります。遊ぶ人によって、ほぼウソしか言わない人と、一定の規則に従って発言する人が出てくるので、その辺りの見極めも楽しいです。
あとは前々から考えているように得点のルールが欲しいところですね。
勇者(魔王)で勝てば○点、仲間(下僕)で勝てば○点、魔王勇者で勝てば○点というのを決めて、何戦か行い、合計得点を競うのがよさそうかなと思います。
4人で遊んでも十分に面白い正体隠匿です。