「モルタールへの入口」はモルタールの国を救うために、さまざまなキャラクターを召喚していく2~5人用のゲームです。カードをプレイするごとに特殊効果が加わっていく拡大再生産要素があります。
モルタールの入口について
カードはパールカードとキャラクターカードの2種類です。
パールカードには1~8までの数字が書かれており、キャラクターカードにはコストや得点、特殊効果が書かれています。
各プレイヤーはカード置き場となるプレイヤーポータルを受け取ります。デザインが異なりますが、ポータルごとの特殊効果などはありません。
パールカードは4枚、キャラクターカードは2枚をめくってサプライとして並べておきます。
ゲームは終了条件を満たすまで手番を繰り返します。
手番でできること
手番では以下の4つの中から3回アクションを行います。同じアクションを何度選んでも構いません。
- 山札の1番上か場にあるパールカードを1枚獲得
- 場にあるパールカード4枚をすべて流して補充
- 山札の1番上か場にあるキャラクターカード1枚をポータルに設置
- コストを支払ってポータルにあるキャラクターカードを召喚
パールカードの獲得
場に並んでいるものか山札の1番上にあるカードを1枚獲得して、手札に加えます。場から獲得した場合はすぐに山札から補充します。
このとき「交換マーク」が描かれたパールカードがめくられた場合、場にあるキャラクタカード2枚が捨てられ、新たに2枚補充されます。
パールカードのリセット
場にあるパールカードをすべて捨てて山札から4枚補充します。
キャラクターカードの確保
場に並んでいるものか山札の1番上にあるカードを1枚獲得して、自分のポータルに設置します。場のカードは即時補充されます。
ポータルには2枚のキャラクターカードが設置できます。さらにカードを引いた場合はすでにあるキャラクター1枚を捨てます。
キャラクターの召喚
キャラクターカード上部にはさまざまな数字の組み合わせ(同数・連番・奇数など)が書かれています。対応するパールカードを支払い、キャラクターを召喚します。
多くのキャラクターは特殊効果を持っています。またカードによっては召喚時にダイヤモンドを獲得します。
手番終了時、パールカードが手札上限(通常は5枚)を超えていた場合、超過分を捨てます。
続いて左隣のプレイヤーの手番となります。
ゲームの終了
召喚したキャラクターの合計点が12点以上になった場合、終了条件を満たします。
そのラウンドを最後まで行い、さらにもう一手番ずつ行ってゲーム終了です。
もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
宝石の煌きのような拡大再生産
カードをプレイするたびに特殊効果が加わり、さらにカードがプレイしやすくなっていきます。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで40分ほどでした。
宝石の煌きのようなゲームという評判を聞いていたのですが、確かにやってみると納得です。
カードの中には常に特定の数字として扱える効果があるため、そういったカードが増えてくると、コストが軽減されてキャラクターが召喚しやすくなっていきます。
カードの効果は赤と青にわかれ、赤は即時1回だけ、青は永続効果となっています。
手札上限が増えたり、アクション回数が増えたりといったおなじみの効果も多く、気軽に拡大再生産が楽しめます。
また他プレイヤーのポータルにあるキャラクターを捨てたり、パールカードを1枚奪ったりといった直接攻撃も少数ながらあります。
テキスト効果がないため、言語依存はないのですが、その分アイコンの種類が多く、初見でわからないものも結構あります。初回は各自サマリーを持っていたほうがプレイしやすそうです。
今回はわたしが終了条件を満たしたのですが、そのまま全員12点でゲーム終了となりました。同点の場合は、残っているダイヤモンドの数で判定されるため、その分で勝利できました。
コンポーネントがカードのみ(ポータルシートは紙)の小箱なので、携帯性に優れています。それでいながら拡大再生産の要素もしっかり楽しめるため、持っていて損はないゲームです。
宝石の煌きが好きな人は、ぜひ一度遊んでみてほしいです。
タイトル | Portal of Heroes |
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発行年 | 2015年 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 45分 |
デザイナー | Johannes Schmidauer-König |
BGGリンク | Portal of Heroes | BGG |