ボードゲーム

[ボードゲーム] ワイナリーの四季 ザ・ワールド 紹介

Viticulture
[PR]記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「ワイナリーの四季拡張 ザ・ワールド」は「ワイナリーの四季」の協力型拡張セットです。6ラウンドの間に全員が25点以上を取り、共通ゲージである知名度を10にするとゲームに勝利します。

ワイナリーの四季 ザ・ワールドについて

ボードゲームのワイナリーの四季

さまざまな面から基本ゲームとの違いをまとめていきます。

コンポーネント

独立拡張ではないため基本ゲームである「ワイナリーの四季」が必要です。

ゲームボードは専用のものを使いますが、カードやトークンなどは従来のものを使用します。

カードは基本ゲーム、ブドウ畑の訪問者、ラインガウのうち好きなものが使えます。トスカーナに入っている設備カードも使えます。

ザ・ワールドに適用できないカードは差し替え用のカードが用意されています。

ゲームの目的

ワイナリーの四季では誰かが20点(トスカーナでは25点)に達成するまでゲームを続け、もっとも得点が高い人の勝利でした。

ザ・ワールドでは6ラウンドまでに全員が25点以上を取り、なおかつ全員共通の知名度を10まで上げる必要があります。

完全な協力ゲームに変わっているため、全員のカードを公開した状態で遊ぶこともできます。

労働者(ワーカー)

ザ・ワールドではワーカーを増やすアクションがなくなりました。

そのため、全員がゲームを通して親方+4ワーカー固定となります。

4ワーカーは2つが夏期アルバイト(黄色い帽子)、2つが冬期アルバイト(青い帽子)でスタートします。アルバイトはその季節でしか使用できず、アクションマスにあるボーナスを受け取れません。

アクションによって訓練することで帽子が取れます。

親方トレード

親方コマを配置したとき、すでに他プレイヤーの労働者がいれば、そのプレイヤーとトレードすることができます。一方的にあげる・もらうこともできますし、何かと何かを交換することも可能です。

ただし、訪問者カード(黄色・青色)はトレード対象にできません。

刷新タイル

長方形・楕円形の2種類の刷新タイルが加わります。

長方形の刷新タイルはボード上のアクションを強化し、楕円形はもらえるボーナスを上書きします。また楕円形の刷新タイルを置くと、そのアクションに何個でもコマが配置できるようになります。

大陸デッキ

ワイナリーの四季 ザ・ワールドには7つの大陸デッキが入っています。

  • 碧き峪
  • アジア
  • オセアニア
  • 南アメリカ
  • ヨーロッパ
  • 北アメリカ
  • アフリカ

大陸ごとにセットアップや特別ルールが決まっています。

デッキごとにイベントカードが用意されており、毎ラウンド開始時にイベントが発生します。

知名度

ゲームボード下部にある全員で共有するひとつのトラックです。

これを10まで上げることがゲームの目的です。プレイ人数によってスタート位置が変わります。

知名度はボード上のアクションで上げることができます。

碧き峪をプレイしてみた感想

ボドゲのワイナリーザワールド

実際に碧き峪で遊んでみたので、その感想を書いていきます。多少のネタバレ要素があるため、気になる方はご注意ください。

今回は3人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで2時間半ほどかかりました。基本ルールについてもざっと説明しています。カードはラインガウのものを使用して、設備カードは不使用です。

大陸デッキの碧き峪は練習用デッキでイベントの順番も固定です。他の大陸はイベントカードが8枚ずつ入っているため、ランダムでも遊べます。

協力型のワーカープレイスメントというかなり変わったジャンルのゲームになっています。

ワイナリーの四季では冬のアクションが終わったときにパスした順に次の手番順を選んでいきましたが、ザ・ワールドでは毎ラウンド春フェイズで話し合って手番順を決めます。

順番によってボーナスがあるため、「緑色のカード欲しいからここがいい」「先にアクションして刷新タイルを置いてほしい」といった個々人の事情を踏まえて順番を決めていきます。

基本的な流れはワーカープレイスメントなのですが、協力ゲームのため「ここ置いても大丈夫?」といった相談が必要になってきます。この辺りはなかなか独特なプレイ感です。

碧き峪は練習用デッキということで、プレイヤーに有利なイベントが起こります。

3ラウンド終了時点で得点もみんな一桁で知名度もまったく上がっていなかったのですが、「これ本当に大丈夫なのか……?」と思ったのですが、それでもクリアできるほどにイベントが強かったです。

「なるほど、練習だ」と思える内容になっているため、中盤まで上手くいっていなくても、とりあえず最後までやってみたほうがいいです。

基本的にはお金を用意してアクションで知名度を買うはずなのですが、今回はイベントで知名度が上げられたため、最終的にお金がかなり余りました。

この辺り他の大陸デッキでどう変わっていくのかが気になるところです。

ワイナリーの四季が好きな人、協力ゲームが好きな人におすすめです。

タイトル Viticulture World: Cooperative Expansion
発行年 2022年
プレイ人数 1~6人
プレイ時間 60~120分
デザイナー Mihir Shah, Francesco Testini
BGGリンク Viticulture World: Cooperative Expansion | BGG
ワイナリーの四季 日本語版まとめワイナリーの四季は人気ワーカープレイスメントの1つです。ワイナリーの四季の拡張は、一般的な拡張セットと異なり、ゲームボードが変わったり、...
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。