ワイナリーの四季は人気ワーカープレイスメントの1つです。ワイナリーの四季の拡張は、一般的な拡張セットと異なり、ゲームボードが変わったり、カードをすべて入れ替えたりするため、だいぶプレイ感が変わります。
そこで今回は現在日本語版が出ているワイナリーの四季と、その拡張セットについて内容物や特徴をまとめました。
ワイナリーの四季まとめ

ワイナリーの四季
ワイナリーの四季の基本セットです。
プレイ人数は1~6人、プレイ時間は45~90分です。
終了条件(20点)を満たすまでラウンドを繰り返します。
ラウンドは1年を示しており、春フェイズ、夏フェイズ、秋フェイズ、冬フェイズ、年末フェイズから構成されます。
ただし、アクションを行うのは夏フェイズと冬フェイズだけです。春フェイズでは手番順を決め、秋フェイズでは訪問者カードを引きます。
基本的には、植樹⇒収穫⇒醸造⇒出荷というプロセスを踏んで得点化していくのですが、訪問者カードで得点化した方が効率がいいことが多いです。
そのため、ワインを造るゲームなのにワインを造らない方が勝つといったテーマに反するケースが多く、そこを不満に感じる人も多いです。
ワイナリーの四季 拡張 トスカーナ
ワイナリーの四季の拡張セットです。
プレイ人数は1~6人、プレイ時間は60~120分です。
終了条件(25点)を満たすまでラウンドを繰り返します。
A・B・Cの3つのモジュールが用意されており、単体で採用することも、3つ同時に使うこともできます。
モジュールA:拡大ゲーム盤モジュール
ゲームボードが差し替えられます。
トスカーナのゲームボードは両面仕様になっており、どのモジュールを採用するかで使用する面が変わります。
ゲームボードが1.5倍のサイズになり、春夏秋冬すべてのフェイズでアクションを行うようになります。また、年末処理が変更され、アクションが終わったプレイヤーからワーカーを回収するようになりました。そのため、最後まで残っていた方が選択肢が増えることがあります。
また、販促アクション、トレードアクション、バルクワイン販売アクションといった新しいアクションが追加されます。
販促アクションではゲームボード上のマップにトークンを配置します。配置したときに描かれているものがもらえ、ゲーム終了時にはマジョリティによって追加点があります。
モジュールB:特殊労働者モジュール
特殊な能力を持ったワーカーが増えます。
11種類の特殊労働者がいて、1ゲームではそのうち2種類を使用します。特殊労働者は全員が同じものを使います。(プレイヤーごとに異なるわけではありません)
同じアクションを2回行うマフィアや、過ぎた季節にワーカーを配置できる旅行者など、さまざまな能力があります。
モジュールC:設備モジュール
設備カードが増え、個人ボードも拡張されます。
設備カードは自分だけのアクションスペースになったり、アクションを強化したり、追加ボーナスをもたらしたりします。

ワイナリーの四季 拡張 ラインガウ

カードだけの拡張セットです。
新たに追加するのではなく、すべてのカードを差し替えます。そのため、ラインガウを使う場合は基本セットの訪問者カードは使用しません。(裏面のデザインが違うため判別可能です)
カードの効果が、ややマイルドになり、基本セットで問題だったワインを造らずに勝利が難しくなっています。ワイン造りを補助するような効果が増え、テーマにあったプレイングがしやすくなりました。
基本セットのカードとかなり変わるため、ラインガウが必須と考える人も多いです。

ワイナリーの四季 拡張 ブドウ畑の訪問者
新たな訪問者カードが追加されます。ラインガウとは異なり、基本セットの夏季訪問者カードと冬季訪問者カードに加えます。
アグリコラやオーディンの祝祭を手がけたウヴェ・ローゼンベルクが作成に携わっています。

ワイナリーの四季 拡張 ザ・ワールド

協力ゲームに変わる拡張セットです。
全員で25点以上を取り、知名度を10にすることを目指します。7つの大陸デッキが用意され、デッキごとにルールやイベントが変わります。
ゲームボードは差し替えですが、トークンやカードは従来のものが必要となります。

ゲーム性が大きく変わる拡張
ワイナリーの四季の四季は拡張セットによって大きくゲーム性が変わります。
トスカーナではゲームボードが差し替えとなり、4つの季節それぞれでアクションをします。
ラインガウは訪問者カードがすべて差し替えられます。
ザ・ワールドは協力ゲームになり、全員で協力して目標達成を目指します。
だいぶゲーム性が変わってくるため、いろいろな楽しみ方ができるゲームです。