Scoundrel(悪党)は1人用のトランプゲームです。武器とポーションを駆使して、モンスターが待つダンジョン踏破を目指します。ゲーム終了時に残ったカードで得点が決まります。
Scoundrel(悪党)について
使用するカード
通常のトランプからジョーカー、赤色の絵札、赤色のAを抜いた44枚。
その他に準備するもの
ライフを管理するための紙とペンかトークンが必要になります。
ライフは最大値が20で、それを越えるようには回復できません。
初期値は20です。
カードの役割
クラブとスペード
モンスター。書かれた数字が強さ。
Aは14として扱う。
ダイヤ
武器。書かれた数字が強さ。
ハート
ポーション
数字分回復するが、1ターンに1回しか使えず、20を越えるようには回復できない。
ゲームの流れ
カードをよくシャッフルして山札を作ります。
この山札をダンジョンと呼びます。
ダンジョンの上から1枚ずつカードをめくっていき、4枚を表にして並べます。この4枚をルームと呼びます。
望むならばルームを避けることができます。避ける場合はその4枚をダンジョンの底に戻します。ゲーム中に何度でも避けることができますが、2回連続で避けることはできません。
手番ではルームの4枚のうち3枚を選びます。
武器(ダイヤ)を選んだ場合
武器を装備します。
すでに武器を装備している場合は、その武器は捨札になります。
ポーション(ハート)を選んだ場合
数字分だけ回復して捨札になります。ただし、一手番に1枚しか使うことができないため、2枚目に選んだポーションは効果を発揮せずに捨札になります。
モンスター(クラブ・スペード)を選んだ場合
素手か武器で戦闘を行います。
素手で戦闘する場合
モンスターの数字分だけライフが減ります。その後、モンスターは捨札になります。
武器で戦闘する場合
武器で戦闘する場合、武器の上にそのモンスターを置きます。もし、モンスターの方が数字が大きければ、差分のダメージを受けます。
武器は連続して使うことができますが、次は今乗っているよりも数字が小さいモンスターにしか使えません。
たとえば、5の武器を装備していて6とQの敵と戦う場合、Qの次に6と戦うときは両方とも武器を使うことができます。順番が逆になると6の上にQは乗せられないのでQとは素手で戦うことになります。
4枚のうち3枚を選べば手番終了です。残り1枚を残したまま、再びルームが4枚になるようにダンジョンからカードを補充します。
ゲームの終了
ライフが0に達した、またはダンジョンのカードをすべて処理した場合ゲーム終了です。
ライフが0になった場合は、ダンジョンに残っているモンスターの数字の合計がマイナス点になります。
ダンジョンを踏破した場合は残りのライフがプラス点です。もし最後のカードがポーションだった場合、その分が加算されます。
ローグライクトランプゲーム
トランプだけで遊べる1人用ゲームです。
ソリティアなのでカードの引き運はかなりあります。連続してポーションを引くとだいぶテンションが下がります(笑)
敵の最大値が14なのに対して武器の最大値は10なのでダメージは避けられません。そのため、タイミングよくポーションで回復していくことで何とか先に進むことができます。
実際に遊んでみると、かなり難易度が高く、初回はマイナス127点でした。何度かやってみて、ようやく山札が枯れるところまで来ましたが、それでもマイナス9点とプラスには届きませんでした。
めずらしいジャンルのトランプゲームなので、気になる方はぜひ遊んでみてください。