ヴェルヌの地底探検(ヴェルヌの地底旅行)は1~50人用の紙ペンゲームです。フリップ&ライト方式になっており、めくったカードに書かれているルートや発見をシートに書き込んでいきます。水のストックがなくなるとゲームから脱落してしまいます。
Journey to the Center of the Earthについて
各プレイーはシートを2枚受け取ります。裏面と表面を組み合わせることで、1人分のシートになります。左のシートにはルートを書き込み、右のシートには水や発見したものを書き込んでいきます。
山札は回廊カードと座標カードの2つあります。
それぞれ1枚ずつめくることで、どこに何を書き込むかが決まります。座標カードは1行か1列が指定されているため、その中のどこに書くかは自由です。
その他に特殊効果が使える3枚のキャラクターカードを並べておきます。さらに3枚の火山カードがあります。
ゲームの目的はスタート地点から地球の中心を通り、ゴール地点までのルートをつなげることです。スタートとゴールは四辺のそれぞれ真ん中にあります。1つをスタートに決めると、残りの3つがゴール候補になります。
途中でわき水や発見までルートがつながると、それを獲得できます。
山札から危険カードがめくられた場合、矢印の方向に自分のシートを渡し、他のプレイヤーに書き込んでもらいます。また、この際にカードに書かれたキャラクターカードを裏返して、効果を使えなくします。
書き込んでもらったら、また自分のところにシートを戻します。
回廊カードの山札がなくなった場合
右シートにある水を1つ消費します。
このとき、水が残っていなければゲームから脱落します。
その後、キャラクターカードがすべて表に戻ります。
回廊カードをシャッフルして、再び山札を作ります。
座標カードの山札がなくなった場合
火山カードをめくります。これにより、出口候補の1つが使えなくなってしまいます。これにより、3つすべての出口がふさがってしまうとゲーム終了です。
座標カードをシャッフルして、再び山札を作ります。
ゲームの終了
ゲームの終了は以下の3通りです。
1人以外のプレイヤーが脱落してしまう
残ったプレイヤーの勝利です。
同じタイミングで全員が脱落してしまった場合、全員がゲームに敗北します。
3枚目の火山カードがめくられてしまう
得点計算を行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
スタートから中央、ゴールまでルートをつなげたプレイヤーがでる
ルートをつなげたプレイヤーは7点を獲得します。
その後、得点計算を行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
インタラクションがある紙ペンゲーム
カートグラファーのように隣の人に書き込んでもらったり、地球の中心にたどり着いた順番にボーナスがあったりと、紙ペンゲームの中ではインタラクションが強めです。
また、しっかり水を確保しておかないと、ゲームから脱落してしまい得点計算までたどり着けません。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで50分ほどでした。
いろいろな要素が入ったイマドキの紙ペンゲームといった印象です。
ゲームから脱落してしまうのが新鮮でしたが、他は割とオーソドックスな内容なので、この手のゲームを遊んだことがあるならば、すぐ理解可能です。
変わっているのが発見で、水や魚、骨といったアイコンをあらかじめて書いておき、そこにルートがつながると、初めて獲得できるようになっています。
そのため、発見同士のルートをつないでおくと、一気に何個も獲得できるようになっています。逆にルートがつながらないと、ただただ悲惨なことになってしまいます。この辺がなかなかドキドキします。
実際やってみると、なかなかルートがつながらず、ギリギリの展開になります。今回は1人が脱落し、もう1人が見事に脱出してゲーム終了になりました。
このゲームならでは、という強みはそれほどありませんが、紙ペンゲームが好きな人ならば、無難に楽しめそうです。
タイトル | Journey to the Center of the Earth |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 1~50人 |
プレイ時間 | 20分 |
デザイナー | Alberto Millán |
BGGリンク | Journey to the Center of the Earth | BGG |