「ジャンヌ・ダルク -オルレアン ドロー&ライト-」は、人気のバッグビルディングゲーム「オルレアン」の紙ペン版です。
オルレアンでおなじみのチップを使ったアクションドラフトのゲームになっています。
ジャンヌ・ダルク-オルレアン ドロー&ライト-について
各プレイヤーにシートとペンを配ります。その後、プレイ人数に応じた枚数のチップを袋に入れます。
場所カードをカテゴリーごとにわけ、4枚ずつ並べます。(シートに描かれた場所を使うやり方もあります)
ゲームの流れ
袋の中からプレイ人数で規定された枚数のチップを引きます。
スタートプレイヤーから順番に、チップを1枚取り、アクションを実行します。
アクションは以下の3種類です。
- 通常アクション
- 場所カードアクション
- 公共事業アクション
通常アクション
チップに描かれたアクションを行います。
たとえば、農家ならば倉庫の任意の商品を1つ獲得し、職人ならば建物を1つ建築します。
ゲーム中に3回まで任意のチップを修道士として使うこともできます。修道士はオールマイティでどの通常アクションでもできます。ただし、使うほど減点です。
場所カードアクション
獲得した場所カードのアクションを実行します。
通常アクションよりも効果が強力になっていたり、追加で何かがもらえたりします。
公益事業アクション
シート上部描かれた公益事業アクションを実行します。
1~5まであり、それぞれ3回まで行えます。それぞれの公共事業で先に3回やったプレイヤーには先取りのボーナスがあります。
ラウンド・ゲームの終了
チップを使い切ったらスタートプレイヤーを時計回りに交代します。
さらに袋に入ってるチップがすべてなくなるとラウンド終了です。
これを繰り返し、規定のラウンドを行うとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレヤーの勝利となります。
紙ペン版オルレアン
建物が増えて拡大していく感じはオルレアンっぽいですが、大元のメカニクスがバッグビルディングからアクションドラフトに変わっているため、プレイ感はだいぶ異なります。
今回は3人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで40分ほどでした。
チップを選んでアクションを実行の繰り返しのため、テンポよく遊べます。最近の紙ペンゲームでよくあるコンボ要素もほぼないため、サクサク進んでいきます。
印象的だったのが早取りの多さです。
場所カードだけでなく、マップ上に建てられる交易所や公共事業でのボーナス、得点倍率を決める市民などもすべて早取りになっています。
そのため、紙ペンの中では相当インタラクションは強めです。
ただ、そこまで新規性があるわけでもないため「あえてこのゲームを」といった魅力は少ないかもしれません。
構築要素がなくなっているため、オルレアンっぽさはそこまでありませんが、紙ペンゲームとしては普通に面白いです。
タイトル | Joan of Arc: Orléans Draw & Write |
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発行年 | 2022年 |
プレイ人数 | 1~5人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
デザイナー | Ryan Hendrickson, Reiner Stockhausen |
BGGリンク | Joan of Arc: Orléans Draw & Write | BGG |