4 in 1のニエットは何度か遊んだことがあったのですが、今回は新版のIello版のニェットを初めて遊んでみました。
ニェットについて
ニェットは3~5人用のトリックテイキングです。チーム戦で争うので、遊ぶならば4人がおすすめです。(毎回パートナーが変わるので最終的な勝利者は1人です)
ニェットの大きな特徴は、最初にみんなでこのラウンドでのルールを決めるところです。ボードには「スタートプレイヤー」「捨てる枚数」「切り札」「スーパートランプ」「得点」が描かれています。
そこに順番に自分のプレイヤーマーカーを置いていきます。置かれたところは現在のルールから除外されるため、最終的に各行に残ったところが、そのラウンドでのルールとなります。
4 in 1版では切り札なしもあったのですが、Iello版では「ノートランプ」の欄がなくなり、必ずどれかしらが切り札スートになります。
他にIello版では誰がどこに置いたかが分かるようになり、カードの構成も分かりやすくなったため、4 in 1版よりもだいぶ遊びやすくなっています。
いろいろなルールを楽しめるトリックテイキング
ニェットは最初に決めるルールにより、かなりゲーム展開が変わります。得点の中にマイナスがあるため、場合によってはトリックを取らないことを目指すゲームになるのが面白いです。
今回は4人で遊びました。
正式なルールでは8ラウンド行うのですが、ディルヴィア計画の後で疲れていたこともあり、8ラウンドか、または誰かが100点になったら終了というルールでプレイしました。
2ラウンド目に50点まで達し、これは早く終わりそうだなと思っていると、3ラウンド目でマイナス24点をくらい、一気にトップから脱落。そこからまた徐々に点数を稼いでいくのですが、なかなか差が縮まりません。
迎えた6ラウンド目、わたしが66点で他の人が70点代というところでスタートプレイヤーになります。ルール的にも誰かしらがここで上がりそうなので、もはや勝ち目はありません。それならば極力点数を稼ごうと思い、置いた感じで一番手札が強そうな人をパートナーに選びました。
自分の手札はそこまで強くなかったのですが、出すタイミングがよく、思った以上に勝てて、結局そのラウンドは32点を取り、ゲーム終了となりました。
結果、110対98対76対74と2位まで追いつくことができました。
必ず誰かとペアになるので、今回のような状況になると立ち回りが難しいですね。ギリギリ100点にならないくらいの得点をとり、次のラウンドに持ち越せたならば勝てたかなとも思いますが、なかなかその辺りの調整が難しいです。
Iello版はカードにイラストが加わり、見た目にも派手で、ゲームが遊びやすくなりました。ただ、カードの形が特殊なので、このタイプのスリーブはまずなさそうです。もしあったとしても、枚数分揃えるとなると、もう1つニェットを買った方が早いかもしれません。
ルールが毎回変わるので、その度にしっかり確認する必要はありますが、チーム戦、切り札、スーパートランプ、相手へのカードのパス、トリックを取らないことを目指すと、さまざまな要素がつまったトリックテイキングです。ルール自体はそこまで難しくもないので、これからトリックテイキングを遊んでみたいという人にもおすすめです。