ラブレター・フロム・ヨザクラは、「夜桜四重奏~ヨザクラカルテット~」22巻限定版についているカードゲームです。人気カードゲームのラブレターにコミックのキャラクターが描かれているだけでなく、通常版とは異なるさまざまなルールが追加されています。
ラブレターについて
ラブレターはカナイセイジ氏による人気カードゲームです。手札が1枚あり、山札から1枚引いて、どちらかをプレイするというシンプルなルールながら、さまざまな特殊効果により、ドラマチックな展開が生まれます。
元々は16枚というシンプルなカード構成でしたが、その後、種類が増えたり、さまざまなバージョンが出たりと、今なお新作が出続けています。
国内では、おそ松さんラブレターボードゲーム、ラブクラフト・レターなどが、海外ではラブレターバットマン、ラブレターホビットなどが販売されています。
ラブレター・フロム・ヨザクラについて
「夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜」は月刊少年シリウスで連載中のヤスダスズヒト氏のマンガです。テレビアニメ化も2度されているので見たことがある人も多いかもしれません。
ラブレター・フロム・ヨザクラは夜桜四重奏のキャラクターが描かれているだけでなく、オリジナルルールが加わっています。
まず、各プレイヤーにキャラクターカードが配られ、それぞれが特殊能力を持ちます。キャラクターはランダムで配られ、1人が敵対陣営(円神)となり、非対称ゲームになります。
また、カードは通常と同じ効果に加え、独自の効果が追加されているものが何枚かあります。これらのカードは円神以外がプレイすると脱落します。ただし、最初に配られたキャラクターによって能力を使える場合もあります。
4人で遊ぶ場合、1対3となり、円神は3回脱落するまでゲームを続けます。他のプレイヤーは通常通り1回脱落すると終了です。
強力な効果を使いこなす円神を上手く協力して出し抜けるかどうかがポイントのゲームです。
1対3のラブレター
ラブレターはいろいろなバージョンを遊んだことがありますが、非対称ルールのものは初めて遊びました。
これはかなりプレイ感が変わりますね。
正体は隠匿ではなく、初めから明らかになっており、必ず円神が最後になるような順番でプレイしていきます。ただし、基本はラブレターのため、円神の手番になる前に全員が脱落してしまうということもあり得ます。
円神だけが使える能力はかなり強力で、たとえば兵士の効果(他のプレイヤー1人とカードの種類1つを指定して一致し場合、脱落させる)を3回連続で使ったりと「そんなのあり?」というものが多いです。
敵対関係がはっきりしているため、誰を選べばいいか悩まないのもいいですね。円神以外はとにかく円神を狙えばいいので、変に気を遣う必要もありません。
ちなみにわたしは夜桜四重奏は読んだことがないため、キャラクターについては知識がありませんが、それでも問題なく楽しめました。もちろん原作を読んでいた方が「このキャラが、この能力か」というのが分かって楽しめそうですね。
ちょっと変わったラブレターを遊んでみたい人にオススメです。