ボードゲーム

[ボードゲーム] メッシーナ1347 紹介

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「メッシーナ1347」は中世、イタリアの都市メッシーナが舞台です。ペストに感染した住民を保護し、隔離して働かせて、その資源を使って街を復興していきます。

「パルサー2849」「アンダーウォーターシティーズ」「プラハ」などを手がけたウラジミール・スヒィの作品です。

メッシーナ1347について

ボードゲームのメッシーナ1347

各プレイヤーは個人ボードとトークン類を受け取ります。

タイルを組み合わせてゲームボードを作ります。その他にスコアボードが1枚あります。

ゲームは全6ラウンド行われます。

手番では以下の順番で処理を行います。

手番の流れ

1.ヘクスの選択

タイルに自分のコマを配置します。すべて配置した後はコマを移動させます。移動は隣接するタイルに行います。同じタイルにとどまることも可能です。

1歩は無料ですが、それ以降は1歩ごとに1金がかかります。

他のプレイヤーが選択したタイルは通過することはできますが、止まることはできません。

2.市民の救出

タイルに市民トークンがあればそれを獲得します。疫病トークンがあるかどうかで個人ボードのどこに市民トークンを置くかが決まります。

疫病トークンがあると市民が感染しているため、一定期間隔離されます。

3.疫病との戦い

タイルに疫病トークンがある場合、それを撃退することができます。撃退には炎トークンが必要です。

4.アクションの実行

タイルに描かれているアクションを実行します。

  • トークンの獲得
  • アクションの実行
  • トラックの前進
  • 得点トークンの獲得
  • 監督者の前進
  • 市民のアップグレード
  • 建設

アクションを実行せずに「メッシーナの復興」を行うこともできます。この場合、タイルに描かれているコストを支払い得点を獲得します。

実際のゲームの流れ

手番ではコマを移動させてアクションを実行が基本です。このとき市民を獲得するのですが、健康な市民は個人ボードの右側の円状のスペースに置かれます。ここに市民を置くことで監督者を前進したときにもらえるものが決まります。

感染している市民は個人ボード左側に置きます。ここに建物を建てていると収入の際に資源やお金がもらえます。市民は一定ラウンドが経過すると回復するため、そうすると個人ボード右側に移ります。

タイルに疫病トークンがあり、それを撃退できないとネズミトークンを受け取ります。これはゲーム終了時に個数によってマイナス点です。

スコアボードには3種類のトラックがあり、それぞれ規定のマスを通過するとトークンがもらえたり、アクションが実行できたりします。さらにゲーム終了時には得点になります。

拡大再生産でメッシーナを復興

ボドゲのメッシーナ1347

個人ボードを充実させることでもらえる資源が増えていく拡大再生産のゲームです。ゲームボートを構成するタイルもラウンドごとに増えていくため、できることがどんどん増えていきます。

今回は3人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで2時間半ほどでした。要素は多めですが、テキスト効果などはないため、初回でもやることはわかりやすいです。

どこに市民や疫病が発生するのかは毎ラウンド人口ホイールによって決まるため、それなりに運要素もあります。

建設して生産力を高めていくのか、市民を集めてもらえるものを増やしていくのか、得点倍率を上げていくのかなどなど、考えるべきことは多いです。

タイルには「アクション」「市民」「疫病」の3つの要素があるため、「このアクションしたいけれども疫病はいらない」「この市民は欲しいけれどの、このアクションは今じゃない」ととても悩ましいです。

適度に運要素があり、自分のやりたい方針で拡大していけるため、多くの人にウケそうなゲームです。

タイトル Messina 1347
発行年 2021年
プレイ人数 1~4人
プレイ時間 45~120分
デザイナー Raúl Fernández Aparicio, Vladimír Suchý
BGGリンク Messina 1347 | BGG
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ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。