大肚王国(KINGDOM OF MIDDAG)は、道具や長老の力を借りて、狩猟を行う2~4人用のワーカープレイスメントです。手番では狩場への移動と、小屋への派遣の2つを行います。季節が4回終わるとゲーム終了です。
大肚王国(KINGDOM OF MIDDAG)について
各プレイヤーは初期資源とワーカー、サマリーを受け取ります。
ゲームボードの対応する位置にタイルを準備します。
手番では2つの行動を順番に行います。
狩場への移動
ワーカー1つを狩場に配置します。配置した場所の両隣のタイルに書かれた資源を獲得します。その後、左にある今季のタイルを右側の来季のスペースに移動させます。
部族の派遣
ワーカー1つを4種類あるいずれかの小屋に移動させます。
道具小屋
狩場で特定の資源をもらうときに、さらに追加で該当する資源がもらえるようになります。ただし、ここに置かれたワーカーはゲーム中、戻ってきません。
取引小屋
タイルに書かれた資源をもらいます。その後、タイルを裏返して1番上に移動させます。
祭事小屋
資源を支払い得点化します。その後、タイルを裏返して1番上に移動させます。
長老小屋
季節の終了時に得点になるタイルを獲得します。
季節の終わり
狩場の来季のスペースが埋まると季節が終わります。狩場の更新、物語の更新と確認、個人の物語の確認、季節パネルの変更とワーカーの帰還といった終了時処理を行います。
ゲームの終了
4回目の狩りの季節が終わるとゲーム終了です。最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
狩りのワーカープレイスメント
大肚王国(だいとおうこく)は台湾に存在した部族国家です。プレイヤーは頭領として自分たちの部族を発展させることを目指します。
あまり日本では馴染みがない国のため、使用する資源にも帝雉や台湾ジカといった見慣れないものが登場します。
基本はオーソドックスなワーカープレイスメントなのですが、資源の獲得と、特殊効果が別のフェイズになっていることが特徴です。まず、狩場で資源を獲得してから、小屋に移動することで特殊効果を得ます。
ただし、ほとんどの小屋には配置コストがかかるため、そのためにも資源を集めなければなりません。
物語タイルはいわゆる目標タイルのようなもので「もっとも猪を持っているプレイヤー」「もっとも里芋が少ないプレイヤー」といった感じで、条件を満たしたプレイヤーに得点が入ります。個人で持っている物語タイルは公開のタイミングが選べるため、自分の都合のいいタイミングで出すことができます。
拡大再生産の一面もあるため、獲得できる資源の量も増えていきます。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで2時間ほどでした。処理に慣れが必要ですが、やること自体は難しくありません。あとはどこを特化して得点化していくかがポイントになります。
資源は紙製ですが動物の形にかたどってあるので見た目にも楽しいです。タイルが上手くかみ合うと資源が大量獲得できるのも気持ちがいいですね。