「ナナ」は、手札と場札から同じ数字のカード3枚を当てる、2~5人用のカードゲームです。プレイ時間は約15分。ルールはシンプルですが、公開できる手札が「一番小さい数字」か「一番大きい数字」に限られるため、記憶だけでなく推理や駆け引きも楽しめます。
実際に3人で遊んでみると、欲しいカードが手札にあってもすぐには公開できない「ままならなさ」が印象的でした。短時間で遊べる小箱ゲームや、初心者を交えて遊びやすいゲームを探している人に向いています。
- 2~5人、約15分で遊べる
- 同じ数字3枚を探す、神経衰弱に似たカードゲーム
- 場札だけでなく、他の人の手札も対象になる
- 記憶だけでなく、手札の並びから推理できる
- ルールは簡単だが、記憶ゲームが苦手な人は好みが分かれる
ナナとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ナナ(nana) |
| 発行年 | 2021年 |
| プレイ人数 | 2~5人 |
| プレイ時間 | 約15分 |
| 対象年齢 | 6歳以上 |
| デザイナー | Kaya Miyano(宮野華也) |
| 製作 | Mob+ |
| 主な要素 | 記憶、推理、セット収集 |
| 難易度 | 軽量級 |
| BGG | nana | BoardGameGeek |
1~12のカードが各3枚あります。プレイ人数によって使用する数字、手札、場札の枚数が変わります。
目的は、手札や場札から同じ数字のカード3枚を公開してセットを作り、3つある勝利条件のいずれかを達成することです。
| プレイ人数 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 |
|---|---|---|---|---|
| 使用するカード | 1~10 | 1~11 | すべて | すべて |
| 手札 | 10枚 | 8枚 | 7枚 | 6枚 |
| 場札 | 10枚 | 9枚 | 8枚 | 6枚 |
ナナの遊び方
ゲームの準備
使用するカードをシャッフルし、人数に応じて手札と場札に分けます。手札を受け取ったら、数字が小さい順に並べ替えます。この並び順は、ゲーム中に公開できるカードを決める重要な情報です。
手番でカードを公開する
手番では、同じ数字3枚を当てる「チャレンジ」を行います。カードを1枚ずつ、次のどちらかの方法で公開します。
- 誰か1人を指名し、その人の手札で一番小さい数字か一番大きい数字を公開してもらう。自分も指名できる
- 場札から好きな1枚を表向きにする
チャレンジの成功と失敗
1枚目と同じ数字が出た場合は、3枚そろうまでチャレンジを続けます。途中で違う数字が出たら失敗です。
失敗した場合、公開した手札は持ち主に戻し、場札は位置を変えずに裏向きへ戻します。同じ数字3枚を公開できたら成功となり、3枚を1セットとして自分の前に置きます。
チャレンジが成功か失敗したら、次の人の手番になります。
ゲームの終了
以下のどれかを達成すると、その人の勝利でゲーム終了です。
- 3セット獲得する
- 獲得した2セットの数字を足し引きして7を作る
- 「7」のセットを獲得する
ナナの面白いところ
一番小さいカードか大きいカードしか出せない
自分の手札に狙っている数字があっても、そのカードが手札の端に来なければ公開できません。たとえ手元に7がそろっていても、出せなければ勝つことができないところが絶妙です。
カードの場所が分かっているだけでは成功できず、どうすれば狙った数字を手札の端に出せるかまで考える必要があります。
記憶と推理を組み合わせられる
場札の位置を覚えるだけでなく、他の人が公開した最小・最大の数字から、その人が持っていそうなカードを推測できます。
単純な神経衰弱ではなく、ほかの人の選択や公開されたカードから情報を集められる点が特徴です。
3つの勝利条件で逆転が起こる
3セットを先に集める以外に、「7」のセットや、2セットの足し引きによる勝利があります。獲得セット数で遅れていても勝つ可能性が残るため、最後まで展開が決まりきりません。
ナナを3人で遊んだ感想

今回は3人で遊び、誰かが2勝するまで続けました。
最小か最大のカードしか公開できない制限が絶妙です。狙っているカードの場所が分かっていても、手札の内側にあるとすぐには出せません。このままならなさが面白かったです。
場札が何だったか、誰がどのカードを持っていたかを覚える必要があるため、記憶ゲームが苦手な人には好みが分かれそうです。一方で、手札の端にある数字から推理できるので、記憶だけで勝負するゲームではありません。
誰かを指名してカードを出してもらうところは「オーサー」と似ていますが、プレイ感はかなり異なります。
また、カードをスリーブに入れても箱に収まった点は扱いやすく感じました。
おすすめする人・注意が必要な人
おすすめする人
- 2~5人で遊べる短時間ゲームを探している
- ボードゲーム初心者や子どもを交えて遊びたい
- 神経衰弱、記憶、推理を使うゲームが好き
- 小箱で持ち運びやすいカードゲームが欲しい
- 1ゲームが短く、繰り返し遊べる作品を探している
注意が必要な人
- カードの位置や公開された数字を覚えるゲームが苦手
- 運や記憶より、長期的な戦略を重視したい
- 欲しいカードを自由に出せない展開にストレスを感じる
- 30分以上かけてじっくり遊ぶゲームを探している
購入前に確認したいこと
現在は「ナナ カードゲーム 第3版」が販売されています。通販サイトには第2版、第3版、海外版の「TRIO」、関連作品の「ナナ・クリスマス」なども表示されるため、購入時は商品名と版を確認してください。
この記事で紹介しているのは、2~5人用の通常版「ナナ」です。
まとめ
「ナナ」は、同じ数字3枚を探す分かりやすさに、手札の最小・最大という制限を加えたカードゲームです。2~5人、約15分で遊べるため、少人数で手軽に遊べるゲームを探している人に向いています。
記憶力は必要ですが、公開された数字や手札の並びから推理できるのが特徴です。特に、カードが分かっているのにすぐ出せないもどかしさと、3種類の勝利条件による逆転が楽しめます。


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