狂気山脈は3~5人用の協力ゲームです。プレイヤーたちは狂気カードの指示に従いながら、制限されたコミュニケーションの中でミッションクリアを目指します。
狂気山脈について
各プレイヤーは個人ボードを受け取ります。個人ボードには、さまざまなキャラクターが描かれていますが、能力などはなく、サマリーとして使用します。また、手札として4枚のカードを受け取ります。
カードは物資、武器、道具、書物の4種類で、アイコンと数字が書かれています。
ゲームボードにミッションタイルやカードなどを配置します。
各ラウンドは5つのフェイズに分かれています。
ラウンドの流れ
移動フェイズ
飛行機コマを隣接するマスに移動させ、そこにあるタイルを確認します。
遭遇フェイズ
タイルには達成すべきミッションと、得られる報酬が描かれています。
たとえば「書物7~8」とあれば、全員の手札から、ちょうどその範囲に収まるようにカードを裏向きで出す必要があります。
ただし、砂時計によって制限時間が30秒までに定められています。
それまでに相談してカードを出します。
解決フェイズ
先ほど出したカードを表にして、ミッションが達成できているかどうかを確認します。
達成していれば特典が得られます。
失敗した場合は、狂気カードを引くか、ペナルティダイスを振ります。
狂気カードはレベル1~3に分かれており、さまざまな指示が書かれています。以降、遭遇フェイズ中は、その指示に従わなければなりません。
指示には以下のようなものがあります。
- テーブルの周囲を歩き回る
- 数字を言うことができない
- 一度にカードを1枚までしか持つことができない
ペナルティダイスを振ると、負傷カードを追加したり、山札からカードを捨てたり、リーダーシップトークンを捨てたりします。
ドローフェイズ
各自、手札が4枚になるようにカードを引きます。
休息フェイズ(任意)
使用済のカードをシャッフルして、新たな山札を作ります。
ゲームの終了
山脈から無事に脱出することができればゲームに勝利します。
山札がすべて尽きる、またはリーダーシップトークンがすべてなくなると敗北です。
みんなの様子がおかしくなるゲーム
パッケージはシリアスですが、実際にやってみるとパーティーゲームに近いです。急に奇声を上げたり、歩き回ったり、目をつぶったりとみんなの様子がおかしくなっていきます。
序盤は達成の範囲が広いため、割とアバウトでも何とかなるのですが、後半はその数字ぴったりに合わせる必要があるため、コミュニケーションが制限された状態でやるとかなり難しいです。
また、単純に要求される数値が大きくなるため、そのためのカードを途中でしっかり獲得しておく必要があります。
今回、何年かぶりに4人で遊んでみましたが、ルール説明からゲーム終了まで1時間半ほどでした。ちなみに、最後までクリアすることができました。
基本的にやることは、ミッションを達成できるようなカードを出すだけなので難しくありません。ただ、細かい処理がいくつかあるため、全員が初めてだと慣れるまで時間がかかりそうです。
内容的に気心の知れた仲間と遊ぶのがオススメです。
タイトル | Mountains of Madness |
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発行年 | 2017年 |
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 60~90分 |
デザイナー | Rob Daviau |